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現在、建設機械メーカーを取り巻く事業環境は大きく変化しています。 近年では、機械の所有から利用へのシフト、環境意識の高まり、デジタル技術の進展を背景に、建設機械メーカーは高性能で高品質な製品だけでなく、建設機械のライフサイクル全体での運用方法の提案が求められ、お客さまの課題を解決する、最適なソリューションの提供が期待されています。 このような市場動向に対応するには、お客さまの声に耳を傾け、お客さまのさまざまな課題を解決する「真のソリューションプロバイダー」になる必要があります。


日立建機グループは、日立グループから分離・独立し、米州事業の独自展開を再始動した第2の創業というべき時期にあります。 これを背景に、日立建機グループは独自の「グループアイデンティティ」を2022年に策定しました。これは私たちの自己定義であり、創業以来大切に育ててきたものであると同時に、日立建機グループのさらなる成長に向けて、これからも変わることなく継承していく日立建機らしさです。 グループアイデンティティの議論の際、日立建機が進むべき方向を一言で表すシンボリックな言葉を広く意見を求め、さまざまな「想い」を集約したニューコンセプトの策定にも取り組んできました。


2024年7月、「革新的ソリューションを提供したい」という日立建機グループの想いの証として、ニューコンセプト「LANDCROS」 を制定しました。制定したロゴには、「LANDCROS」と日立建機グループ、日本由来の最新技術、信頼されるソリューションというキーワードを重ねています。 今後、「日立ブランド」の下に、さまざまな機会において「LANDCROS」を活用することで、ステークホルダーに対して新しい日立建機のイメージを浸透させていきます。


LANDCROSは、従業員の想いから生まれました。2022年に実施した従業員向けのアンケートでは、多くの提案が寄せられ、その言葉に込めた「想い」を集約すると次の5つになりました。 ・豊かな大地、豊かな街の実現に貢献したい(Land) ・お客さま(Customer)の旅に同行し、伴走したい ・お客さまにとってReliableな存在でありたい ・お客さまやパートナーとOpenに新たな事業・価値を協創し、共に発展したい ・お客さまやさまざまなステークホルダーに革新的なSolutionsを提案したい LADNDCROSは上の5つの想いを組み合わせたものです。 LAND(大地)は、グループアイデンティティでビジョンとして定めた「豊かな大地、豊かな街を未来へ安全で持続可能な社会の実現に貢献します」を象徴しています。CROSは、Customer Reliable Open Solutions を象徴するもので、真のソリューションプロバイダーをめざす想いです。


ニューコンセプトロゴを刷り込んだカタログやステッカーを通じて認知度を向上するとともに、タウンホールミーティングや社内教育制度を活用し、従業員全体の変革に向けて一体感を醸成していきます。また、新しい名刺を作るなど、ステークホルダーへの周知を図るほか、製品のキャブ周辺のオペレーターに見える位置にステッカーを貼り付けるなど、日立建機グループの想いを広くお伝えしていきます。