生産・品質
世界同一品質をめざし独創的な取り組みをグローバルで展開
日立建機と連結子会社が、国内に13カ所、海外に10カ所の生産拠点を有し、世界中のお客さまに建設機械を供給しています。
グローバルモノづくり診断
世界同一品質をめざして、それぞれの生産拠点での自主的な取り組みに加え、2005年度より、熟練技能者が国内外の生産拠点を年1回訪問して、溶接、塗装、組立、機械加工や熱処理のモノづくりの現場で、技能や職場管理に関する診断を実施しています。安全、納期やコストも含めた品質レベルを評価するとともに、よりレベルを高めるために改善点を顕在化し、品質向上に努めています。
グローバルモノづくり人財育成プログラム
2008年度より、日立建機グループ各社の生産技術者を日立建機の生産拠点に受け入れ、工程計画、合理化、治具設計などの実務を3年間学ぶことで人財を育成することに加え、日立建機のモノづくり文化のグローバルでの浸透を図る人財育成プログラムを実施しています。100名以上のプログラム修了者が、日本での経験に基づき、全世界の生産拠点で活躍するとともに、現地の人財育成も行っています。
国際技能競技会
溶接、塗装、計測、組立、運搬、機械加工、ロボット溶接や設備保全の8競技で技能を競う「国際技能競技会」も開始から20年を数えます。海外拠点での実施や、海外グループ会社の技能者が多く入賞するなど、グローバルでの各拠点の競争意識を高めることで、技能の向上を図っています。
日本の技術と品質の証「JCMG」マーク
2020年は、日立建機グループにとって創立50周年、純国産技術で建設機械の開発・量産を始めてから70周年という節目の年です。
これを機に、これまで培ってきた技術や品質の証として、「JCMG」(Japan Construction Machinery Global)マークを制定しました。
日本由来のモノづくりに対する考え方をJCMGマークに込めて、世界各地の生産拠点で生み出される製品に貼付し、お客さまに品質を約束しています。