TOP GEAR - 進化系ワークシューズ
文/編集部 写真/三浦伸一
「オールマイティLS(ミッドカットタイプ)」はオープン価格(店頭販売予想価格8,964円/税込)。約390g(26.0㎝片足)の軽さで、反射板付き。カラーはレッド、ダークグレー、ライトグレー、ネイビー。
スポーツの知見を生かし軽量化と耐久性を実現
人手不足が進むなか、現場では作業の省力化が課題だ。「より負担を軽く、より快適に」の流れは足元にも及び、今、ワークシューズの進化が目覚ましい。
ミズノがワークシューズに進出したのは2016年のこと。「スポーツシューズ開発で培ったミズノの知見を生かし、市場に新しい製品を供給できると考えました」と、同社ワークビジネス事業部企画課の井上寿仁氏はその理由を語る。
軽量化と耐久性の相反する特性を兼ね備えたワークシューズ「オールマイティLS」は、同社ならではの経験と技術が詰め込まれた一足だ。「壊れやすい先芯部分の人工皮革は、スライディングの多いソフトボールや野球のシューズで使用している素材と同じです」(井上氏)
履き心地にもこだわった。フィット感を高めるために使われたラスト(足型)の基本設計は、同社一番人気のウォーキングシューズ「LD40」に由来。また、ベロやインソール、履き口周りに柔らかい素材を使用し、快適さを実現している。樹脂製先芯の端部にスポンジを付けることによって、屈伸した際に先芯が足に直接接触しない構造も工夫した。
JSAA A種合格認定で、安全性はお墨付きだ。「壊れにくく、疲れにくい」と評価され、2018年度のオールマイティLSシリーズの販売数はなんと約15万足。現場で個性を出せるデザイン性の高さも人気だという。現場で足元からベストパフォーマンスをめざしてはいかがだろう。