世界の現場から - トルコ/ブルガリア/日本
オーストラリア・ビクトリア州に拠点を2ヵ所構えるマルチスキルズ・トレーニング社。建設業界への新規参入者や現役作業員、さらに労働力のスキルアップを望む事業者に対し、国内の土地開発やトンネル事業など、ビクトリア州の主要プロジェクトに対応できる人材の育成に力を注いでいる。
同社は事業の拡大に伴い、新たに日立建機オーストラリアからミニショベルZX33U-5を4台導入。すでに所有していた8台のZX38U-5と合計12台の機械を使用して、建設事業に関する幅広いキャリアに向けた質の高いトレーニングを提供している。同社のオーナーは、「すべての機械を合わせて現在までに3万時間稼働させているが、大きな問題が起きたことはない」と日立建機製品への信頼性の高さを語り、リセールバリューの良さや、部品調達のしやすさについても高く評価した。
エジプト南部にあるナイル川にほど近い町・エドフで、セラミック産業で使われるリン鉱石を採掘しているエルナスル・マイニング・カンパニー(以下、エルナスル社)。同社の採掘範囲は、1万haにも及び、年間生産量は最高600万tを誇っている。
同社は生産量の増加計画のため、日立建機の代理店であるオラスコム・トレーディング社から、ローディング式油圧ショベルEX1200-6を2台導入した。エルナスル社のオーナーは、「日立建機の油圧ショベルで、生産性が著しく向上できたため、非常に満足している」と語る。
採掘現場に日立建機の新しい機械が導入されるやいなや、地域の請負会社からは高い評価の声が上がったという。同社は今後、ダンプトラックの買い替えに合わせて、バックホウ式油圧ショベルEX1200-6を2台導入することを検討している。
エルナスル社は、2年間の延長保証とサポート契約も結んだ。サービスエンジニアのサポートが24時間体制で受けられるために、スムーズな作業が可能となる。
ノルウェー最大の林業組合ヴィケン・スコッグSAは、ノルウェー国内に出荷される木材の4分の1に当たる森林約425万ha(1,050万ac)相当を扱っている。この組合に属するファゲラス・スコグスドリフト社は、松林から0.3haの木を供給するために、日立建機のZX135USL-6を導入。木を倒した後の下草の除去や、新たな植林のために地面をならす作業で活躍している。
また、この地特有の起伏の大きい森林地帯をスムーズに移動できるよう、標準モデルより地面から車体までの距離を高めに確保。同社のオーナーは、「障害物を避けながら、狭い空間で作業するには理想的だ」と語っている。