建設機械のレンタル活用 5つのメリット
建設機械のレンタルには、お客さまのニーズを満たせるのはもちろんのこと、日立建機にとっても、さらには広く世界全体に対しても、価値を創造できるというメリットがある。ここではレンタルの5つのメリットを見ていこう。
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必要な時に、必要な分だけ。経営もスリムに
お客さまにとって建設機械をレンタルする最大のメリットは、なんといっても必要な時に必要な分だけニーズに合わせて借りられること。建設機械を自社保有するとなれば新規購入費がかかるうえ、保管や修理のための施設・設備・人員コストも発生する。レンタルであればそうした費用が不要になるため経営のスリム化に貢献するほか、最新機能を気軽に試すことも可能。「資産を保有しないので金利や固定資産税はかかりませんし、減価償却などの計算業務も削減できるため事務工数を効率的に減らせます。また、レンタル料は工事原価に算入できる点も大きなメリットです」(大和田)。
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整備が行き届いたマシンを安心して使える
建設機械を自社で保有すると適切な整備やメンテナンスも課題となる。その点、日立建機のレンタルを活用すれば、機械を知り抜いた専門スタッフがメーカーならではの高度な整備・メンテナンスを実施することにより、高い品質と機械本来のパフォーマンスが保たれる。加えて日立建機は、機械の稼働状況を一括管理する「Global e-Service」、稼働状況のレポート・アラート等を発信して安定稼働や効率運用に貢献する「ConSite」といった独自サービスも用意。IoTを活用して建設機械の適切な状態管理を行う。こうしたサービスによって安心して利用できるのも、日立建機のレンタルの強調すべきメリットだ。
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最新ICT機、特殊機械もお手軽に
「ICT建機や排出ガス対応のハイブリッド機といった最新機種、応用開発製品などの特殊機をはじめ、購入すれば高額な製品をお試しできるのもアドバンテージです」と大和田。最新機能も実際に使ってみなければニーズに合うか判断できないのは当然のこと。レンタルして実際に現場で施工でき、工事に合わせた適切な建設機械のマッチングが可能だ。入札にICT施工のような条件があるケースや、工事終了時に解散する共同企業体(JV)でも、レンタルなら手軽にそろえられる。建設機械に装着するアタッチメントもニーズに合わせて自在に選択することが可能だ。
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レンタル後に、高品質の中古車を世界中のお客さまへ提供
新車の状態で1年から3、4年使用した整備が行き届いたレンタル機を、良質な若年中古車として市場に供給できる点は日立建機ならでは。これにより建設機械の中古車市場自体の底上げを期待でき、中古車を求めるお客さまにとってもメリットとなる。もちろん日立建機としても「従来の新車販売・アフターサービスなどだけでは接点がなかったお客さまと新たに関わりを持てるようになり、さらにバリューチェーン全体でソリューションを提供することで、お客さまの価値創造へつなげたい考えです」(井上)。レンタル使用後、日立建機の整備を経て市場に出る保証付中古車は高く評価され、ニーズも根強い。
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製品ライフサイクルを通して高付加価値化と環境問題の解決をめざす
レンタル終了後に中古車市場へ送り出すことで、1台の機械のライフサイクルを長くする、つまり長寿命化を実現できる。「中古車としてしっかり整備し、再生部品も活用して、建設機械に第二の人生を歩んでもらえます。資源の有効活用と環境負荷低減により、今、世界的に注目されているサーキュラーエコノミー(循環型経済)やSDGs(持続可能な開発目標)への貢献にもつながると考えています」(大和田)。また、このようにレンタル機を市場に多く出すことで、使用状況などのデータを分析し、次の製品開発に生かすことも可能になる。
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