TOP GEAR - 自分好みに調整可能なパーソナルクーラー
文/編集部 写真/三浦伸一
「3D NECK FAN with COOLING PLATE」は、USB充電式で、最長約9時間の連続使用(ファン動作「弱」の場合)が可能。約315gと軽量で、首への負担も少ない。6,570円(税込み)。量販店やアピロス公式ショップなどで販売中。
ファンと冷却プレート ダブルで“ヒンヤリ”
年々、進化を遂げる熱中症対策グッズ。この夏は“パーソナルクーラー”が話題を呼びそうだ。4月に発売された今年の新顔、パーソナルクーラー「3D NECK FAN with COOLING PLATE」は、ここ数年で浸透したハンディファンと、各社から登場しつつあるネッククーラーのハイブリッド。手をふさがない首掛けタイプで、ペルチェ素子冷却プレートで首の後ろを直接冷やしながら、両端のファンが首の前から顔に向けて風を送り出す。特にヒンヤリ感を作るのが、ペルチェ素子冷却プレート。パソコンのCPU冷却や小型冷蔵庫にも使われるペルチェ素子(熱電冷却機能)によってプレートの表面温度を最大20℃まで冷やすことができる。
製品の企画・開発を手がけたアピロスの落合謙次郎氏は、「使い方をカスタマイズできるのが魅力」と話す。ペルチェ冷却プレートとファンは単独でも使え、さらに温度設定は20℃と26℃から選択可能と好みに応じた調整ができるのだ。「野外フェスや屋外作業はもちろんのこと、オフィスなど個々が好む室温が異なる場では、これをプラスすることで、快適さが実現できます」。ファンの静音性が高く、仕事中も邪魔にならない。真夏でも窓やドアを開けての換気が求められる昨今、活躍の機会は多そうだ。
新商品ながら、すでに警備会社などから大口の引き合いも来ているという。軽量でシンプルなデザインは、使う場所を選ばない。持っていて損はない、夏の新たな必需品だ。