TOP GEAR - 暴風にも負けないサステナブルな折り畳み傘
文/編集部 写真/三浦伸一
新作モデルの「ブラントメトロ」。親骨の長さは55cm、直径は約100cm。手元のプッシュボタンで開くオートオープンタイプで、閉じるときもスムーズ。カラーは全10色(写真はミント/チャコール/ネイビー)。いずれも12,980円(税込)。環境に配慮した紙製のギフトボックス付き。
アウトドアでも街中でも安心して使える高機能傘
秒速約30メートルの強風にも耐える丈夫な傘を開発する、ニュージーランド発の傘ブランド「BLUNT(ブラント)」。傘の強度の秘密は、独自に開発した傘骨の構造「放射張力分散システム」によるもの。傘を開くときの動力を全体に無駄なく分散して張力に変換することで生地がピンと張るため、暴風雨の中でも傘が裏返りにくい仕様になっている。
街中でも目を引く独特な形は、おしゃれ感だけではなく安全性も備えている。ポイントは、一般的な傘では傘骨の先端から飛び出ている「露先」が、生地の内側に収納されていること。うっかり人を傷つける心配がないため、人混みでも使いやすい。
ブラントが長年安心して使える傘を追求する背景には、「傘はすぐ壊れる消耗品」という既成概念を変えたいという思いがある。ブラントの日本正規販売代理店である株式会社サエラの調査によると、日本国内で1年に消費されるビニール傘の数は約6,000万本。それらは壊れたら再利用されずに廃棄されており、ビニールと金属の廃棄量が増えることは環境負荷が大きいと問題視されている。
丈夫な傘を持ち、長く愛用することは廃棄を減らすことにも通じる。携帯に便利なお気に入りの1本を常備することで、環境問題に対する意識を見直してみてはいかがだろう。