TIERRA+ JOURNAL - 日立建機からのお知らせ/イベントレポート
SDGsへの取り組みやイベント情報、最新トピックスまで、日立建機グループにまつわるさまざまなニュースをお届けします。
Topic1:国内の再生事業を播州工場に集約・統合 |
2024年10月、日立建機播州工場(兵庫・加古郡)が内装工事を完了し、茨城県の土浦工場と常陸那珂工場に分散していた再生工場機能を集約・統合しました。これにより、再生事業の新たな拠点として本格始動。国内外の市場に向け、部品再生および車体再製造事業の拡大と効率化を実現します。
日立建機グループでは、1970年代から国内のサービス拠点でお客さまから回収した部品を再生してきた歴史があり、オーストラリア、アフリカなど世界各地で、建設機械やマイニング機械の使用済み部品の再生に取り組んできました。近年では、国内外で大型マイニング機械や中型油圧ショベルの中古車を再生し、新車同等の機能を保証した再製造機として販売するなど、CO2削減に向けた最先端の施策にも取り組んでいます。
今後は、播州工場を拠点として、品質・価格の両面で高く評価されている再生部品のラインアップを拡大。顧客満足度の向上を図るとともに、廃棄物削減やCO2排出量の低減を通じて、サーキュラー・エコノミーの実現をめざします。
Topic2:運転室がスタイリッシュな空間に 日立建機日本が内装カスタムパーツを販売 |
オペレータが長時間の作業を行う運転室。その空間をスタイリッシュな自分好みのデザインにできたら、仕事がもっと楽しくなる――。そんなコンセプトのもと、日立建機日本では内装カスタムパーツをパッケージにし、2024年11月から販売を開始。内装は、黒とオレンジのカラーリングが目を引く「Luxury(ラグジュアリー)」と、シルバーとカーボンがクールな印象の「Sporty(スポーティ)」の2種類。サイドパネル、シフトレバー、スイッチパネル、シートカバーなどにオリジナルのデザインを施しました。
このカスタムパーツのデザイン・開発・販売を手掛けたのが、日立建機日本の國島聡和と土井鉱介。「新事業創生Story」で紹介した日立建機グループが開催している新事業アイデアコンテスト(KβC)で不通過となったが注目を浴び、製品化に至りました。製品化の狙いについて「オペレータさんにとって少しでも気分が上がる空間にしたかった」(國島)、「建設業界の3Kのイメージを変えて、若い人に興味を持っていただきたい」(土井)と話します。製品は、11月2日、3日に埼玉スタジアム2002で開催された「日立建機日本 お客様大感謝祭2024」でお披露目されました。
普段、國島はサービスエンジニア、土井はサービスフロントとして、別々の拠点でお客さまのサポートにあたっています。趣味である車のカスタムで意気投合し、長年考えていた建設機械のカスタムパーツ事業の夢を実現。会場を訪れた日立建機日本 社長の廣瀬は「二人のアイデアが製品化され、『誰でもチャレンジができる』という機運が社内でも高まった」と称えました。
二人の納得がいくまでこだわりました!
日立建機日本
國島 聡和
日立建機日本
土井 鉱介
Luxury、Sportyとテーマが違う運転室の内部。それぞれパッケージとして販売(シートカバーとフロアマットは別売り)。
Event Report 鉱山機械見本市「MINExpo2024」~アメリカ合衆国 ラスベガス コンベンションセンター |
鉱山機械見本市「MINExpo2024」が9月24日から26日まで米国・ラスベガスで開催されました。日立建機アメリカは、「ゼロ・エミッション」「ゼロ・エントリー」「ゼロ・ダウンタイム」の3つの「ゼロ」をテーマに、鉱山現場の安全性、生産性の向上やライフサイクルコストの低減、ESGに対応する最新の製品、ソリューションを展示しました。本見本市には、世界中から多くの鉱山業界関係者や専門家が訪れ、鉱山運営の最新ソリューションを紹介する日立建機アメリカのブースにも多くの人が来場されました。
会場内には、超大型油圧ショベルの有線電動仕様機EX5600-7E、新型リジッドダンプトラックEH4000AC-5を展示。