平成24年(2012年)3月期第2四半期決算発表説明会 主要な質問に対する回答の要約
Q:第2四半期で、各利益項目とも対外発表値を上回った要因は何ですか。
A:中国の需要減や円高の影響で売上高は下回りましたが、採算性の高い部品・サービス事業が好調に推移したことや原価低減の効果などにより営業利益、経常利益、純利益とも対外発表値を上回りました。
Q:中国の今後の油圧ショベル需要について、どのように見ていますか。
A:中国需要は金融引締めなどの影響により、足元で減速しています。最新の需要見通しは、対前年度比△20%の89000台と見ています。需要回復時期につきましては、今後の金融緩和の動向にもよりますが、来年の春頃からと現時点では見ています。
Q:中国の油圧ショベルの需要が減少していますが、他の地域の需要動向はどうでしょうか?
A:一部の地域を除き、堅調に推移しています。特に東南アジア、ロシアCIS、日本、北米において、前年を上回る需要になるものと想定します。
Q:マイニング(鉱山)機械の受注状況はいかがですか。
A:マイニング(鉱山)関係の需要は引き続き堅調に推移しており、超大型油圧ショベルおよびマイニング用ダンプトラックなど受注も好調で1年先程度の受注残を持っています。
Q:円高や中国で需要が減少しているにも関わらず、業績見通しの利益関係について前回発表値を据え置きましたが、実現可能ですか。
A:中国向けの製品を好調な地域へ振り向けています。あわせて、各地域での売価の改善や資材費低減の推進、経費削減等などの対応を継続して行います。また、採算性の高い部品・サービス事業にも引き続き力を入れ、通期の業績見通しを達成したいと考えています。