平成25年(2013年)3月期第1四半期決算発表説明会 主要な質問に対する回答の要約
Q:今年度の油圧ショベルの世界需要について、どのように見ていますか。
A:中国需要は足元でも引き続き前年を大きく下回っており、反転時期がずれ込むと見ています。また、インドマーケットの伸び率の減少を織り込み、最新の今年度需要見通しは前回予想から17,000台減少の217,000台(対前年比△4%)と見ています。その他のアジア大洋州や日本、北米等では引き続き需 要は堅調に推移しています。
また、需要構成の変化に伴い、当社の2012年度売上(見通し)に占める中国の割合は13%となっており、2010年度の27%と比較しても大きく減少しています。
Q:マイニング(鉱山)機械市場の状況はどうですか。
A:100トン以上の大型油圧ショベルと190トン以上の大型トラック等のマイニング(鉱山)関係の需要は、引き続き堅調に推移しています。当社においては、2012年度生産予定分は既に全て受注しており、現在は2013年度分の商談に入るなど好調なことから、国内外の製造拠点で生産体制を拡充しています。
Q:2012年度の業績見通しを修正した要因は何ですか。
A:売上高については、中国における反転時期のずれ込みとインドマーケットの伸び率の減少等を織り込み、前年同期並の8,200億円としました。また、インドルピーをはじめとする新興国通貨の対円安による為替等の影響に対し、販売体制の強化、ソフト事業(部品販売及びサービス・中古車・再生部品販売 等)の充実を図るとともに、原価低減等を進め、利益関係に関しては、営業利益720億円(対前年+31%)、経常利益620億円(同+20%)、純利益 400億円(同+74%)と修正しております。
Q:TCM株式会社をユニキャリア株式会社へ売却することによる影響はどの程度ですか。
A:TCM株式売却による影響として、特別利益に100億円程度を織り込んでいます。