平成25年(2013年)3月期決算発表説明会 主要な質問に対する回答の要約
Q:損益変動要因(予想)で、2012年度に構成差(その他)が△234億円と大きくマイナスになっている要因は何ですか。また、構成差(その他)が2013年度には△70億円とマイナス幅が縮小する要因は何ですか。
A:2012年度については、利益率の高いマイニング(鉱山)売上の減少と中国における販売機械の小型化が大きく影響しました。2013年度は、中国需要も本格的に回復し中・大型機の回復も見込まれると考えており、製品構成差は改善する見込みです。
Q:マイニング市場について厳しい状況が続いているようですが、円安環境の中、売価の引き下げを検討していますか。また、2013年度は前年度と比較し、収益性に変化はありますか。
A:為替変動による売価の改定を行う予定はありません。お客様にトータルソリューションを提供し高い稼働率、安全性、信頼性を訴求してまいります。2013年度においては、為替影響と地域・機種構成の変化を考慮しても、前年同程度の収益性を確保できるものと考えています。
Q:2013年度の為替感応度を教えてください。
A:年間の為替感応度について、ドルは1円変動につき20億円、ユーロは1円変動につき3億円、人民元は0.1円変動につき3億円程度、営業利益に対する影響があると見ています。
Q:中国市場について、今後の油圧ショベル需要をどう見ていますか。
A:小型機などで一部改善の兆しが見られます。2013年度は、夏以降に需要が前年を上回るとみており、前年度油圧ショベル需要の約42,000台に対し、通年で約51000台を見込んでいます。