平成26年(2014年)3月期第1四半期決算発表説明会 主要な質問に対する回答の要約
Q:マイニング市場は厳しい状況が続いていることから、需要見通しを期初よりさらに10%下方修正されましたが、修正理由は何ですか。また、受注案件のキャンセルや納入延期は発生していますか。現在の受注残において鉱物別割合はどうなっていますか。
A:期初に特にインドネシア、オーストラリア及び米州で前年を下回る想定を織込んでいましたが、石炭市場の低迷が長期化すること並びに受注進捗を考慮して修正いたしました。今年度において受注キャンセルはありませんが、一部のお客様から納期延期の要請があります。受注残の鉱物別割合は、石炭:約30%、鉄鉱石:約30%、金・銅:各々10%と、石炭の割合が期初60%から30%へと減っています。
Q:日本市場について、今後の油圧ショベル需要をどう見ていますか。
A:1Qは建設工事量の増加に伴い、特にレンタル会社向け需要が増加し、全体需要は約30%(対前年同期)増となりました。排気ガス規制が2013年11月から20tクラスで、2014年4月から12tクラスで適用になることから、現行モデルの20tクラスが上期に、12tクラスが下期に駆け込み需要につながると想定しており、年度でも1Q並みの伸び率で推移するものと見ています。尚、来年度については今年度の駆け込み需要の反動があるものと考えら れます。
Q:中国市場の油圧ショベルのミックス(製品クラス)の状況はいかがですか。
A:昨年度末から小型機の需要が先行して回復してきましたが、1Qでは中型クラス(20t・30tクラス)の需要も回復しつつあります。当社の販売においても、小型クラスの増加に加え、中型クラスは期初計画に対して上回りました。また、営業努力により砕石向け需要の開拓に努めております。
Q:今期の為替感応度を教えてください。
A:2013年度の残り9か月(2Q-4Q)の為替感応度について、ドルは1円変動につき12億円、ユーロは1円変動につき2.5億円、人民元は0.1円変動につき2.5億円程度、営業利益に対する影響があると見ています。