平成26年(2014年)3月期第2四半期決算発表説明会 主要な質問に対する回答の要約
Q:マイニング市場は厳しい状況が続いている中、需要見通しの対前年減少幅は競合他社よりも低いようです。減少幅に差がある理由は何ですか?下期売上見通について、現時点の受注済み案件は何割程度ですか?現在の受注残において鉱物別割合はどうなっていますか。
A:マイニング需要として見ている製品群とクラスカテゴリが違うことに起因していると考えています。当社では、機械重量100t以上の超大型油圧ショベルと積載重量150t以上のダンプトラックの2製品をマイニング機械としています。150t未満のダンプトラックや大型ホイールローダなどの他製品の需要の減少幅が大きいものと推定しています。受注確定分は下期6カ月分のうち約70%となっています。受注残の鉱物別割合は、石炭:約30%、鉄鉱石: 約30%、金・銅:各々約10%となっています。
Q:マイニングは大きく環境が変わってきていますが、リストラなどの一段の規模縮小等を視野に入れていますか?
A:マイニング市場は昨年度半ばより軟調ではありますが、製品ラインアップの強化や、新規市場の取り込み、マイニングサポート強化などを推進するため、人員や資産の縮小は考えていません。
Q:国内市場について、クレーンはどういう背景から需要が伸びると考えていますか?
A:復興工事が進むにつれ、建築工事の増加によるクレーン需要が高まっていることが背景にあります。
Q:売上高への為替影響金額はどのくらいですか?
A:上期で420億の実績、通年では640億程度を見込んでいます。
Q:第1四半期から第2四半期にかけて、また上期から下期にかけて売上高よりも利益の伸びが大きいですが、その理由は何ですか?
A:国内事業の構造改善を行った結果、日立建機日本の利益率が四半期を追って高まっていることと、資材費低減の効果が徐々に増えることが要因です。