平成26年(2014年)3月期第4四半期決算発表説明会 主要な質問に対する回答の要約
Q:マイニング事業の見方について。 マイニング機械の需要見通しは2014年度見通しとして前年並のようですが、日立建機の売上高としては、2013年度実績1268億円と比較し、2014年度は1350億円と増収の見通となっています。売上計画の前提を教えてください。
A:市場については、資源価格の低迷により依然として厳しい状況が続いており、前年並みの需要を想定しています。一方、当社の2014年度計画としては、ラインアップの揃ったダンプトラックの拡販等に鋭意取り組んでおり、2013年度第4四半期計画値からの期ずれ納入分を含め、超大型油圧ショベルは 約30%、ダンプトラックについては約50%の受注残を持っており、これらを反映しています。
Q:中国の春節後3月は前年割れと減速感がありますが、2014年度に入り4月の状況はいかがですか?
A:2014年に入り、「成長より改革」という政府の方針により、特に地方政府関連プロジェクトの中止・延期などの影響を受け、需要が減速しています。2014年度としてはほぼ前年並みと見通しており、4月についても前年並みと推定しています。
Q:為替について、感応度はどのくらいありますか?
A:2014年度営業利益への為替感応度は、ドルに対して1円動くと15億円、ユーロは4億円、人民元に対し0.1円動くと7億です。
Q:2013年度実績の損益変動分析について、構成差が150億円のマイナスですが、この内訳を教えてください。
A:マイニング構成比率減による影響が約85億円、米州売上比率減による影響が約30億円、残りは機種・地域構成差などから生じました。