平成27年(2015年)3月期第1四半期決算発表説明会 主要な質問に対する回答の要約
Q:2014年度の売上高見通しを600億円下方修正していますが、要因は何ですか。
A:中国の建設機械需要が第1四半期では前年を大きく下回り、この傾向が続くものと見ています。また、資源国の落ち込みやタイの政情不安により、アジア・大洋州において需要が当初見通しよりも減少すると見込んでいます。マイニング機械需要見通しについても前年度比△20%強へと予想を修正していま す。これらの事業をとりまく環境悪化に伴い、売上高を当初見通しから600億円下方修正し7,400億円としました。
Q:2014年度第1四半期実績の損益変動分析について、売価が5億円のプラスですが計画比でどうでしたか。
A:北米において値上げのタイミングにずれが生じたことから計画比でやや未達でした。
Q:2014年度マイニング機械の需要見通しは前年度比約20%強の減少を見込んでいるようですが、日立建機の売上・受注状況を教えてください。また、キャンセルを受けていますか。
A:市場については資源価格の低迷により資源会社の設備投資が抑制され、依然として厳しい状況が続いています。また、当社の新規受注は売上のペースを下回っていることから、2014年度売上高見通しを下方修正しています。2014年度第2四半期以降の売上高見通しに対して、超大型油圧ショベル・ダン プトラックともに約40%が受注確定しています。第1四半期では、キャンセルは発生しておりません。
Q:マイニング向けの部品サービス売上は回復傾向にありますか。
A:マイニング機械の休車率は、悪化はしていないものの依然として高い状況が続いています。機械の稼動状況としては、停止している鉱山や高稼働の鉱山など地域によって差がありますが、総じて回復傾向にあるとは見ておらず、マイニング向け部品サービス売上高は前年度並みと計画しています。