平成27年(2015年)3月期第2四半期決算発表説明会 主要な質問に対する回答の要約
Q:下期の見通しは、上期に比べて売上は減少、利益は増加となっていますが、増益の主たる要因は。
A:売上としては主として製品本体の減少により上期より下期の減少を見込んでいます。利益については、下期は想定為替レートにより減益要因がありますが、収益の高い、部品サービス・レンタル・中国の売上高及び構成比の増加、及び資材費低減により増益を見込んでいます。
Q:マイニング機械の受注状況を教えてください。また、マイニング市場の回復時期はいつ頃になりますか。
A:2014年度第3四半期以降の見通しに対して、超大型油圧ショベル・ダンプトラックともに台数ベースで約30%が受注確定しています。市場については資源価格の低迷により資源会社の設備投資が抑制され、依然として厳しい状況が続いているため、今年度は前年比△2割強とみており、回復には1年以上かかる見込みと考えています。
Q:マイニングの部品サービスについて。過去2011年から2012年にかけてマイニング機械需要がのびましたが、その時期に納入した機械のオーバーホールなどにより部品サービスの売上増加は見込めますか。
A:昨年より低迷している納入機の稼働率は、停止している鉱山や高稼働の鉱山など地域によって差がありますが、悪化はしていないものの依然として改善していません。そのため、オーバーホールによる部品サービスの売上増加へ結びつくには時間がかかると考えています。
Q:中国建機市場やマイニング機械市場の見通しが厳しい中で、2015年度(2016年3月期)以降に利益を上げていく為に、どのような取り組みをお考えですか。
A:売上面では、マイニングダンプトラックのAC-3シリーズ化による拡販、地域では中南米売上拡大を図ります。また、部品サービスについては、一般建機ではお客様の機械を総合的にサポートする新サービスメニュー「ConSite(コンサイト)」のグローバルな展開により、部品サービスの売上増加を図ります。また、マイニングでは、資源価格低迷により資源会社が投資抑制を行っている環境下にありますが、稼働機の部品供給・修理サービスを確実に取り込んでまいります。
コスト面では、引き続き資材費低減をグローバルに展開し、合わせて間接費の低減にも努めます。