平成29年(2017年)3月期第2四半期決算発表説明会 主要な質問に対する回答の要約
Q: 売上収益の前年度比の減少要因、為替や物量増減等による影響等、詳細をお聞かせください。
A: 第2四半期累計の売上収益3,349億円は、為替影響▲391億円、物量増による影響を+90億円受け、前年同期比で302億円の減少となりました。通期の売上収益予想7,000億円については、物量増による影響+197億円はあるものの、為替影響▲780億円を受け、前年度比で583億円減少する計画です。
Q: 今年度の構造改革費用60億円の内訳と、計上時期をお聞かせください。
A: 期初から計画している今年度の構造改革費用60億円のうち、第2四半期に計上した29億円は、主に中国の安徽省の第二工場の売却に伴う設備などの減損によるものです。残りの費用についても今年度中に計上する計画ですが、具体的な使途や計上時期については、現時点における言及は控えさせていただきます。
Q: マイニング機械の需要は底を打ったと見ていますか?受注状況と合わせてお聞かせください。
A: 今年度通期のマイニング機械の需要については、超大型油圧ショベルが前年比▲10%、依然休車機の多いダンプトラックは同▲20%と見ています。足元では資源価格の上昇がみられるものの、需要回復時期は17年度以降になると見ています。なお、10月時点における今年度下期の売上見通し(台数ベース)に対する受注残は、超大型油圧ショベルが約6割、ダンプトラックが約5割となっております。
Q: インド市場が好調ですが、市場環境及び、代理店の在庫状況を教えてください。
A: インドにおける油圧ショベル需要は、鉄道・道路をはじめとしたインフラ投資により増加傾向が継続しており、前年度比50%増の16,000台超に達する見込みです。また自国の発電に用いる石炭採掘や、道路建設等に必要となる採石向けに、超大型ショベルの納入も今下期に進む計画です。なお、在庫に関しては弊社が在庫を抱え、代理店は在庫を持っていませんので、需要の増減が直接当連結グループの販売に繋がります。
Q: 中間配当は4円、年度末配当について「未定」と発表されていますが、考え方をお聞かせください。
A: 中間配当の4円は、「配当性向30%前後もしくはそれ以上」という年度当初からの考え方に準じて決定しています。年度末配当についても考え方は同じです。