ZC35C-3、ZC50C-3、ZC35T-3、ZC50T-3を発売
2013年4月10日
-振動ローラ4機種をモデルチェンジ-
日立建機(株)(社長:辻本 雄一)は、振動ローラ ZC35C-3、ZC50C-3、ZC35T-3、ZC50T-3の4機種を、4月15日から発売します。
ZC35C-3(運転質量 2.80t)、ZC50C-3(同3.64t)は、ZC35およびZC50の後継機で、コンバインド型(前輪は鉄のドラム、後輪はタイヤ)です。ZC35T-3(運転質量 3.06t)、ZC50T-3(同4.13t)は、ZC35TおよびZC50Tの後継機で、タンデム型(前後輪共に鉄のドラム)です。従来機を踏襲した安全性能に加え、信頼性 および 耐久性を向上させました。オフロード法の排出ガス第3次規制値をクリアしており、また国土交通省指定の超低騒音型建設機械の基準値もクリアしています。
販売目標は、4機種合計で年間350台を見込んでいます。
主な特長
1. 環境負荷の低減
- 特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(オフロード法)の第3次規制値クリア。
- 国土交通省指定の、超低騒音型建設機械の基準値をクリア。
- 鉛フリー化への対応として、部材にハンダを使用しない配線やアルミラジエータを採用。
2. 優れた作業性と快適な操作性
- ホイールモータ駆動方式を採用。2つの油圧モータで左右のタイヤを直接駆動します。内輪差を吸収し、転圧路面に対してのひきずりやクラックの発生を抑えられます。(コンバインド型)
- ハンドルとひざの間隔を広くしたゆとりある運転席を継承し、作業性を容易にしています。
3. 高い安全性
- 前後進レバーの中立だけでなく、駐車ブレーキスイッチが掛かっていなければエンジン始動できないシステムを継承。
- コンパクトなフレーム、ボンネット設計で、前方視界距離が2.2m(ZC50C-3)と短く、作業時の前方視界を確保しています。
4. 豊富なオプション
- ペダルを踏むことで片輪スリップによる不具合を解消し、さらに軟弱地からの脱出を容易にする油圧デフロック装置をオプション設定しました。(コンバインド型のみ対応)
- 盗難予防装置(テンキーロックシステムまたはイモビライザーキー)を選択可能。
主な特長
項 目 | ZC35C-3 | ZC50C-3 | ZC35T-3 | ZC50T-3 |
運転質量 (kg) | 2,805 | 3,640 | 3,060 | 4,130 |
静線圧(前輪) (N/cm(kgf/cm)) | 122(12.4) | 153(15.6) | 122(12.4) | 153(15.6) |
静線圧(後輪) (N/cm(kgf/cm)) | – | – | 128(13.1) | 158(16.2) |
動線圧(前輪) (N/cm(kgf/cm)) | 293(29.9) | 341(34.8) | 293(29.9) | 341(34.8) |
動線圧(後輪) (N/cm(kgf/cm)) | – | – | 300(30.6) | 347(35.4) |
振動数 (Hz(vpm)) | 55(3,300) | 55(3,300) | 55(3,300) | 55(3,300) |
起振力 (kN(kgf)) | 20.6(2,100) | 24.5(2,500) | 20.6(2,100) | 24.5(2,500) |
走行速度 高/低 (km/h) | 12/9 | 12/9 | 12/9 | 10/8 |
最小回転半径 (m) | 3.7 | 4.3 | 3.7 | 4.3 |
登坂能力 (%(度)) | 55(29) | 45(24) | 49(26) | 42(23) |
エンジン名称 (-) | クボタ D1703-EDM | |||
エンジン形式 (-) | 水冷3気筒渦流室式 | |||
エンジン定格出力(kW/min-1) | 22.1/2,400 | |||
総行程容積(総排気量) (L(cc)) | 1.647(1,647) | |||
燃料タンク (L) | 48 | 48 | 48 | 48 |
散水タンク (L) | 190 | 300 | 190 | 300 |
標準小売価格 (万円) | 550 | 640 | 570 | 650 |
注)単位は国際単位系によるSI単位表示。( ) 内は従来の単位表示を併記。消費税別。 |
ZC50C-3
以上
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