トリンブル社とクラウド環境下でのオープンプラットフォームの開発における連携を開始
2017年3月7日
日立建機株式会社(本社:東京都台東区、社長:辻本 雄一/以下、日立建機)は、このたび、Trimble® Inc. (本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO:Steven W. Berglund/以下、トリンブル社)と、クラウド環境下での オープンプラットフォームの開発における連携を開始しました。測量分野における高精度な機器、ソフトウエアおよびソリューションをグローバルに提供するトリンブル社との連携により、日立建機は、国土交通省が推進するi-Construction(アイ・コンストラクション)への対応を行う土木・建築分野をはじめとした、さまざまなお客さま向けに最適なソリューションを提供していきます。
具体的には、トリンブル社がこれまでに全世界で提供実績のあるクラウド型統合システム「Trimble ConnectTM(トリンブルコネクト)」の技術やノウハウを礎に、日立建機およびトリンブル社でオープンなプラットフォームを開発することで、お客さまの事務所から現場、建設機械の運転席まで、シームレスな情報の管理・活用を実現します。また、日立建機がお客さまの業務に則した、使いやすいアプリケーションを開発し、お客さまの現場で稼働する日立建機製の建設機械および他社製のICT建設機械を対象に、最適なソリューションを提供します。
例えば、三次元データの一貫した管理・活用を求められるi-Constructionの環境下において、測量、設計・施工計画、施工、検査および維持管理・更新までの各工程を担当するお客さまや日立建機のビジネスパートナーが、インターネット環境を通じて、スマートフォンやタブレット端末などで必要な情報を「いつでも、どこでも」取り出し、活用できるようになります。さらに、施工を行うICT建設機械ともデータ連携をすることで、生産性向上に寄与します。
本ソリューションは、日本国内向けに開発し、海外についても特定の地域を対象に展開していきます。
日立建機とトリンブル社は、これまでも、日立建機のICT油圧ショベルZX200X-5Bにトリンブル社製の三次元マシンガイダンスシステムを搭載するなどの連携を図ってきました。今回のオープンプラットフォームの開発により、土木・建築にとどまらず採石、浚渫、林業、鉄鋼などのさまざまな業種のお客さまへのソリューションの提供において、より一層強力な関係を築いていきます。
日立建機グループは、今回の連携をはじめ、今後もさまざまなビジネスパートナーとのオープンイノベーションによる連携を推進します。それに加え、日立グループの強みであるICTや制御およびIoTの技術を活用する「One Hitachi」で取り組むことで、身近で頼りになるパートナーとして、i-Constructionへの対応など、社会課題を解決するソリューション「Reliable solutions」を、お客さまと協創し提供していきます。
■トリンブル社シニアバイスプレジデント Bryn Fosburgh コメント
今回の連携により、日立建機は、お客さまに対し、事務所から現場、建設機械の運転席まで、シームレスなデータ連携が可能となります。今回の開発は、これまでの建設機械への技術提供から、統合したソフトウエアソリューションの提供へと拡充することになり、我々の関係をより一層深くするものです。
■日立建機執行役 顧客ソリューション事業推進本部長 福本 英士 コメント
トリンブル社とオープンプラットフォームを構築することで、お客さまのさらなる生産性向上に貢献できると確信しています。お客さまが i-Construction を推進する上で必要となるデータや、技術の互換性を強化していきます。
■商標注記
・「Trimble」および「Trimble Connect」は、Trimble Inc.の登録商標です。
以上
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