ホイール式油圧ショベルZX125W-6を発売
2017年6月6日
― オフロード法2014年基準に適合 ―
日立建機株式会社 (執行役社長:平野 耕太郎/以下、日立建機)は、特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(以下、オフロード法)2014年基準に適合した新型ホイール式油圧ショベルZX125W-6(標準バケット容量0.45m3、運転質量13.84t)を2017年9月1日より日本国内向けに発売します。
12tクラスのホイール式油圧ショベルは、その機動性と作業性から、首都圏など都市部での道路工事や、北海道での除雪作業など、日本国内におけるオンロードの現場で好評を得ています。本製品は、国内メーカーで唯一のオンロード向け12tクラスのホイール式油圧ショベルとして、これまでお客さまに高い評価をいただいてきた従来機の、優れた走行性能と、作業性能を踏襲しながら、さらに進化・成熟させてフルモデルチェンジしています。
販売目標は、国内向けに年間100台を見込んでおります。
主な特長
1. 時代にマッチした環境性能
- オフロード法2014年基準適合車(届出予定)。
- 平成26年排出ガス基準適合車。
- NOx(窒素酸化物)排出量を大幅に低減するため、「尿素SCRシステム」を採用。
2. 生産性向上
- パワフルなエンジンと車体の軽量化で、最高速度38km/hの俊敏な機動力を実現。
- 最新油圧システムHIOS*1Ⅳを採用し、操作性や作業性を向上する新たな機能を追加。
-オートパワーリフト -アーム・バケット高圧時再生キャンセル機構
-パワーディギング -アンチドリフト機構 -ブーム再生システム - オートアクスルロックシステムを搭載し、車体の安定度を高めて微細な操作が要求される作業時にもオペレータをサポート。
- コンパクトな旋回半径(後端旋回半径1,740mm、フロント最小旋回半径1,750mm)で、狭い現場での作業を効率化。
3. 安全性向上
- 車体上部右側の先端を300mm後退させ、オペレータからの右前方視界の視認性を向上。
- 車体後部の建屋高さを従来機より80mm低くし、視野角の広い後方カメラと明るさに優れたLEDテールランプを採用することで後方視界の視認性を向上。
- バッテリを電気系統から遮断できる、バッテリディスコネクトスイッチを搭載。
- 泥の排出に優れたトレッドパターンを採用した専用タイヤを装着し、安定性を向上し走行中の騒音、振動を低減。
4. ライフサイクルコスト低減
- ZAXIS-5シリーズよりお客さまに好評のサポートプログラムである「ConSite(コンサイト)」を用意。
パワートレインを含む無償延長保証、無償メンテナンスが付帯。 - ご希望のお客さまには、データレポート、有償延長保証、VALUE PACK Fiveなどの各種有償サービスを用意しており、お客さまのニーズに合わせた幅広い提案が可能。
日立建機グループは、「地球上のどこでもKenkijinスピリットで身近で頼りになるパートナー」をめざし、引き続きお客さまの課題を解決するソリューション「Reliable solutions」をお客さまと協創し、お客さまの課題である「安全性向上」、「生産性向上」や「ライフサイクルコストの低減」に貢献していきます。
主な仕様
主な仕様 | |
項目 | ZX125W-6 |
標準バケット容量*2 (m3) | 0.45 |
機械質量 (kg) | 13,840 |
エンジン定格出力*3 (kW/min-1) | 91/2,000 |
最大掘削半径 (mm) | 7,910 |
最大掘削深さ (mm) | 5,010 |
最大掘削高さ (mm) | 9,000 |
最大ダンプ高さ (mm) | 6,570 |
最大掘削力(昇圧時)(kN) | 95 |
旋回速度 (min-1) | 9.2 |
走行速度(高/低) (km/h) | 38.0/9.3 |
全長 (mm) | 7,450 |
全幅 (mm) | 2,485 |
全高 (mm) | 3,485 |
後端旋回半径 (mm) | 1,740 |
フロント最小旋回半径 (mm) | 1,750 |
標準小売価格 (万円) | 2,350 |
注)単位は国際単位系(SI)による表示。価格は工場裸渡し、消費税別。
*1: HIOS=Human and Intelligent Operation System
*2:各種バケットをラインナップ[バケット容量(m3):0.19~0.59]
*3:ネットでの表記
以上
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