中期経営計画のバリューチェーン深化のために北米レンタル事業へ参入
2018年8月28日
日立建機株式会社(本社:東京都台東区、執行役社長:平野 耕太郎/以下、日立建機)は、グループを挙げて推進中の中期経営計画「CONNECT TOGETHER 2019」の深化を図るため、このたび米国のレンタル機器会社のACME Lift Company (本社:米国アリゾナ州、Chairman and Chief Executive Officer: Woodrow D. Weld(ウッドロウ D. ウェルド)/以下ACME)の持分の33.3%を取得し、順次北米建設機器市場でレンタル事業を強化していきます。
ACMEは米国で高所作業車を中心とする機器をレンタル会社にレンタルし、レンタル会社が再レンタルできるように機器を提供するリ・レント事業の先駆者です。ACMEでは、このリ・レント事業モデルを土木建機分野へ拡大すべく事業パートナーを探してきました。このたび、日立建機と思惑が一致し、事業パートナーとして選んだものです。
今回、日立建機としては、世界最大のレンタル市場である米国でレンタル事業を伸ばし、事業のノウハウを習得し、今後、他地域へのレンタル事業の拡大も視野に入れてACMEに資本出資することを決めたものです。
具体的には、ACMEを資金面で支えるだけでなく、今後詳細は詰めていきますが、既存の北米の商流を活用するなどして、ACMEの土木建機 リ・レント事業進出をはじめ、同社の事業全般を支援していく考えです。
日立建機では、現在推進中の中期経営計画「CONNECT TOGETHER 2019」の中で最も重要な推進項目に掲げているバリューチェーン(新車販売事業以外のアフターセールス事業全般)の深化を図るためにさまざまな取り組みを進めています。
今回のACMEへの資本参加は、新車販売以外のバリューチェーン事業の拡大の中でも、とりわけレンタル事業の強化の一環として取り組むものです。今後は、北米だけではなく、レンタル事業を順次グローバルに展開して、バリューチェーンの拡大を進めていく計画です。
日立建機グループでは、これまでも、身近で頼りになるパートナーとして、社会課題を解決するソリューション「Reliable solutions」に取り組んできましたが、ACMEと互いの強みを生かすことで、北米の土木建機分野でレンタル事業を拡大し、お客さまの課題解決に貢献していきます。
ACMEの概要
- 商号: ACME Lift Company
- 代表者: Woodrow D. Weld
- 本社所在地: 4751 E. Indigo St., Mesa, AZ 85205, USA(米国アリゾナ州)
- 創業年: 1997年
- 事業内容: リ・レント事業
- Webサイト: https://acmelift.com/
以上
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