東南アジア市場で油圧ショベルZAXIS-7Gシリーズの受注を開始
2024年1月18日
日立建機株式会社(執行役社長:先崎 正文/以下、日立建機)は、ZAXIS-7Gシリーズの中・大型油圧ショベル4機種(ZX350-7G、ZX490-7G、ZX690-7G、ZX890-7G)を、2024年2月以降、東南アジア各国で順次受注を開始します。
日立建機グループは、欧州・日本・北米市場において油圧ショベルの最新モデルZAXIS-7シリーズを投入しており、お客さまから好評をいただいています。東南アジア市場においても、より高品質な製品・サービスの需要が高まってきたことから、新モデルとして東南アジア向けにZAXIS-7Gシリーズを市場投入します。
まず第一弾として、2024年2月下旬より、タイ王国(以下、タイ)において受注を開始します。タイでの受注開始を契機に、インドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピン、ベトナム、カンボジア、ミャンマーなど東南アジア各国で順次受注を開始します。一般的な都市土木工事のほか、大規模な公共工事、採石場や鉱山現場での需要が見込まれます。
主な特長
1. 燃料消費量やランニングコストの低減に寄与
ZX350-7Gは従来の油圧システムやポンプ制御を改善し、油圧効率を向上させました。ZX490-7G、ZX690-7G、ZX890-7Gには最新の油圧システム「HIOS-V(ハイオス ファイブ)」を搭載することで、油圧効率の向上と燃費低減につなげています。また、いずれの機種も、現場や作業内容に応じて適切な作業モードの選択が可能で、さらに運転室のモニターにECOゲージを表示して燃費効率の良い操作を支援し、燃費やライフサイクルコストの低減に貢献します。
2. 遠隔から機械の状態診断とソフトウエア更新を行うサービスソリューション「ConSite Air」を適用
OTA(Over The Air/無線経由)を活用した「ConSite Air(コンサイト エアー)」により、遠隔で油圧ショベルのエラーコード表示やセンサーデータなどの機械状態を確認することができます。それらの情報から一次判定を行い、判定結果に基づき、機械の復旧の効率化やオペレータへの支援につなげることが可能です。また、油圧ショベルのコントローラと通信端末のソフトウエアを遠隔で更新することができ、更新作業の効率を大幅に向上します。これまで、サービス員が現場に出向いて1台ずつ対応していた機械の状態診断とソフトウエアの更新作業を、従来と比較して短時間で実施することができます。
日立建機グループは、今後も、お客さまの課題である「安全性向上」「生産性向上」「ライフサイクルコスト低減」の解決に貢献していきます。
日立建機について
日立建機は、油圧ショベル、ホイールローダ、道路機械、鉱山機械などの開発・製造・販売・サービスの事業をグローバルで展開している建設機械メーカーです。新車販売事業に加えて、部品・サービス、再生(部品・本体)、レンタル、中古車の「バリューチェーン事業」を拡大し、革新的なソリューションをお客さまに提供する真のソリューションプロバイダーとして、お客さまと共に成長をめざします。世界に約25,000人の従業員を擁し、2022年度(2023年3月期)の連結売上収益は1兆2,795億円、海外売上収益比率は82%です。詳しくは、日立建機のウェブサイトをご覧ください。
以上
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