グリーンボンドを初めて発行
2024年2月2日
脱炭素・循環型社会の実現をめざし、資金調達面から事業活動を通じた環境価値創造を加速
日立建機株式会社(執行役社長:先崎 正文/以下、日立建機)は、このたび、環境課題解決に資する事業の資金調達のため、グリーンファイナンス・フレームワーク(以下、本フレームワーク)を策定し、本フレームワークに基づき、日立建機として初めてグリーンボンド(以下、本社債)を2024年3月に発行することを決定しました。
本フレームワークにおける適格プロジェクト例
日立建機グループは「豊かな大地、豊かな街を未来へ 安全で持続可能な社会の実現に貢献します」をビジョンとし、4つのマテリアリティ「気候変動に挑む製品・技術開発/資源循環型ビジネスへの転換/社会基盤を支える個客課題の解決/グローバルガバナンスの強化」を実践することで、サステナビリティを推進し、持続的な社会の発展に貢献していくことをめざしています。
また、日立建機グループは2022年に大きな二つの経営環境の変化を経験し、「第2の創業」とも呼ぶべき新たな出発点・転換期にあり、2023年4月にスタートした中期経営計画「BUILDING THE FUTURE 2025 未来を創れ」では、「革新的なソリューションの提供で真のソリューションプロバイダーとしての成長をめざす」ことを旗印として掲げています。加えて、気候変動が世界で深刻かつ喫緊の課題になっていることから、安全で持続可能な社会の実現に貢献するため、サーキュラーエコノミーやカーボンニュートラルへの対応を強化しています。
このたび、脱炭素・循環型社会の実現をめざし、製品とソリューションの面から、事業を通じた環境価値創造への取り組みをステークホルダーに周知するとともに、今後の取り組みを資金調達面から加速させるべく、本フレームワークを策定し、グリーンボンドの発行を決定しました。
本フレームワークにおける適格プロジェクト例
本社債の概要
名称 | 日立建機株式会社第21回無担保社債 (社債間限定同順位特約付)(グリーンボンド) |
発行総額 | 100億円(予定) |
発行年限 | 5年(予定) |
発行時期 | 2024年3月(予定) |
主幹事証券会社 | 大和証券株式会社、野村證券株式会社、SMBC日興証券株式会社 |
ストラクチャリング・エージェント*1 | 大和証券株式会社 |
*1: グリーンファイナンス・フレームワークの策定やセカンドオピニオン等の外部評価の取得に関する助言等を通じて、グリーンボンドの発行支援を行う者をさす。
本フレームワークの策定及び外部評価(セカンドオピニオン)の取得
日立建機は本社債の発行にあたり、国際資本市場協会(ICMA)の定める「グリーンボンド原則2021」をはじめとする各原則等に則した本フレームワークを策定し、4つの要素(1.調達資金の使途、2.プロジェクトの評価及び選定のプロセス、3.調達資金の管理、4.レポーティング)について定めています。
また本フレームワークについて、株式会社格付投資情報センター(R&I)より、上述の各原則等との適合性に対する外部評価(セカンドオピニオン)を取得しています。
商標注記
ConSiteは日立建機株式会社の登録商標です。
関連情報
日立建機について
日立建機は、油圧ショベル、ホイールローダ、道路機械、鉱山機械などの開発・製造・販売・サービスの事業をグローバルで展開している建設機械メーカーです。新車販売事業に加えて、部品・サービス、再生(部品・本体)、レンタル、中古車の「バリューチェーン事業」を拡大し、革新的なソリューションをお客さまに提供する真のソリューションプロバイダーとして、お客さまと共に成長をめざします。世界に約25,000人の従業員を擁し、2022年度(2023年3月期)の連結売上収益は1兆2,795億円、海外売上収益比率は82%です。詳しくは、日立建機のウェブサイトをご覧ください。
以上
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