辻本社長カンボジア小学校の竣工式に出席
日立建機グループは、特定非営利活動法人「豊かな大地」(以下GEJ)を通じて、現地の住民が、地雷除去後の土地を利用して自立・自活できるようになるための支援を行っています。
3月25日にカンボジアのバベル郡プレイピール村で、GEJが建設した3校目の小学校(小学校名は村名とGEJを表し”プレイピールGEJ小学校”と命名)の竣工式典にGEJの篠田専務理事と辻本社長が出席しました。式典はGEJが活動している地域での日本政府のODA資金による「平和構築事業」(地雷除去とインフラ整備)の完成式典と合同で行われた為、日本政府を代表して隈丸カンボジア大使、カンボジア政府を代表してカンボジア地雷対策被害者支援庁(CMAA)プラック・ソコン副長官、受益者代表としてバッタンバン州知事などが列席されました。また、カンボジア地雷対策センター(以下CMAC)のオム・プムロ副長官をはじめとする職員、地元の住民、学校の教員、生徒など約1,500人が参列しました。
ソコン副長官のスピーチによれば、GEJなど日本からの資金援助によって、約2,900ヘクタールの地雷に汚染された土地がきれいになり、小学校をはじめ、溜池21基の設置、延べ38kmの道路敷設などにより地雷原に住むたくさんの人々が恩恵を受けることになりました。
式典はテープカットに始まり、来賓のあいさつ、記念の植樹、校内視察が行われ無事終了しました。
式典終了後、隈丸カンボジア大使と辻本社長は、CMACの案内により地雷原を訪問し、探査犬及び探知機による地雷探査作業と日立地雷除去機 による地雷除去活動を見学しました。40度近い炎天下で防護服を着ての過酷な地雷探査作業に比べて、日立地雷除去機の効率の良さを実感いたしました。
地雷がなくなり、大地に実りが戻り、子供たちに笑顔が生まれる日が来ることを願いつつ、日立建機グループはGEJを支援していきます。