ブリスベン郊外に環境に配慮した最新鋭の施設が開設(日立建機オーストラリア)
日立建機オーストラリア(以下HCA)は、昨年11月にクィーンズランド州ブリスベン郊外に新たな事務所と工場を開設しました。80,000㎡の施設は360トン鉱山用ダンプトラックまでの組み立ておよび塗装が可能です。また部品再生施設も併設しており、鉱山機械の部品交換や改修に即座に対応できるようになりました。
HCAのデビッド・ハーベイ社長は「この施設は我々のビジネスを良い方向へ導く投資であり、さらに高みをめざすことになります。従業員により企画されたこの施設は、安全面、効率性、技術において最先端を行き、仕事環境向上に繋がっています。」と述べました。 この施設内のほぼ全ての建物は、最新の技術を使用し建設されています。また、環境にも配慮し、長期的な自然環境の維持をめざした設計をしています。
省エネに関しては、エネルギー効率を高める為に、固定式、可動式の空気調節戸を採用し、自然換気を最大限に利用しています。また、施設の壁、天井、床などは断熱材を利用しています。また自然光のレベルに応じ自動的に調節する、スマート・ライティングと半透明の屋根板を採用しています。
またこの施設には環境への負荷を減らす為、車体洗浄後の汚水を100%再利用できる設備を兼ね備えた車体洗浄場を併設しています。また雨水が施設内へ流れ込むのを食い止めるために642,000リットルもの貯水槽を備えています。更に270,000リットルもの屋根に雨水を貯留し、その水を洗車や施設の手洗い用に利用しています。
350m2のバイオ貯水池システムは施設から排出された沈殿物と栄養素を分け、排水をきれいに、施設外へ排出することができます。
さらに有害物質の排出を防ぐために、工場の塗装施設には熱電着塗装エリアも併設されています。今後もお客様の要求に応えると同時に環境、省エネに配慮した取り組みを続けていきます。