RADIEX2015 in Fukushimaに 重機式放射能簡易計測装置Sikiを出展(日立建機日本)
10月15日、16日の2日間にわたり、環境放射能対策・廃棄物処理国際展「RADIEX2015 in Fukushima」が、福島県郡山市の郡山カルチャーパークで開催され、重機式放射能簡易計測装置「Siki」を、日立グループの日立パワーソリューションズ、日立アロカメディカルと共同で出展しました。
「Siki」は、環境省の平成27年度除染・減容等技術実証事業に採択されている製品です。油圧ショベルと放射能計測装置を一体化し、福島第一原子力発電所周辺で、従来、人が行っていた作業を重機に移行することにより、作業員の方々の被ばくや事故のリスクを大幅に低減するとともに、省力化を実現する製品として、高い評価をお客様から受けています。
今回の展示会では、「Siki(=四季)」のその名に合わせて命名した、ZX135US-5Bをベースとした桜(計測装置なし)、向日葵(計測装置付)や、ZX225USR-5Bをベースとした秋桜(計測装置なし)、雪華(計測装置付)の4バージョンを発表し、訪れた2,041名の来場者の方々から注目を集めました。
環境放射能対策は、すでに除染後の放射性廃棄物のパイロット輸送が始まるなど、除染中心から、福島の復興・再生へと動きが進められており、まもなく1,600haに及ぶ中間貯蔵施設の建設が着工される予定です。
来年度には本格輸送が始まる予定となっており、「Siki」の活躍が大きく期待されます。