塗装効率化による環境負荷削減塗装効率化による環境負荷削減
日立建機では、大気汚染防止のための揮発性有機化合物(VOC)の排出抑制への対応、および製造コスト低減の観点から、塗装効率の向上による塗料使用量の低減に取り組んでいます。
当社の建設機械は、大小さまざまな部品で構成されているため、塗装対象も多様です。塗装は作業者の技量による個人差や環境条件によって塗装効率にばらつきが生じていました。そこでカウンターウエイトをモデルとし、塗着効率に着眼した調査研究を行い、ロボット化、塗装条件等の最適化を図ってきました。その結果、従来に比べ、塗料使用量を11%低減できました。
今後もさらなる改善を進め、塗装効率を上げると同時に、VOCなどの環境負荷低減に取り組んでいきます。
カウンターウエイトにアルミホイルを装着しての塗着効率測定試験(塗装前)
塗装後のカウンターウエイト。この後、アルミホイルに塗着した塗料を計量する