菜の花の種まきと廃食油の回収-循環型社会と低炭素社会をめざして-(日立建機ティエラ)
日立建機ティエラは、NPO法人菜の花プロジェクトネットワークに協賛しており、場内で菜の花を育てています。同NPOから寄贈された菜の花の種は、東日本大震災の被災地で育ったもので、数週間で見事に発芽し元気に成長しています。
菜の花からできるナタネ油は料理に使われ、廃食油はバイオディーゼル燃料(BDF)にリサイクルできるため、廃食油の回収と菜の花プロジェクトとの協働で資源循環型社会への貢献につなげています。
日立建機ティエラでは会社主催のフェスティバルなどを利用し、従業員だけではなく近隣住民にも廃食油の持参を呼びかけ、模擬店で使用した天ぷら油も回収しています。廃食油は処理業者で精製後、バイオディーゼルとして工場内のフォークリフトに活用しています。バイオディーゼルはカーボンニュートラル*な燃料であり、CO2の削減にもつながっています。
これにより、菜の花栽培→ナタネ油→廃食油回収→バイオディーゼル燃料化→フォークリフトでの使用(CO2発生)→菜の花へ、という資源循環とカーボンニュートラルの活動を推進しています。
*カーボンニュートラル:植物などの生物に由来する燃料を燃焼させるとCO2が発生しますが、その植物は成長過程で光合成によりCO2を吸収しており、ライフサイクル全体でみると大気中のCO2はプラスマイナスでゼロになるというもの
フェスティバルで回収した廃食油
専用ボックスに移して、回収を待つ廃食油
菜の花の種まき。春が待ち遠しいです
プランターで発芽した菜の花
バイオディーゼル燃料で動くフォークリフト