カンボジアへの寄付活動で、プラホップ村の小学校に教員宿舎が完成
2017年6月、カンボジア・バッタンバン州にあるプラホップ村の小学校(プラホップ小学校)に、認定特定非営利活動法人「豊かな大地」(GEJ:Good Earth Japan)が支援して建設した教員宿舎が完成しました。
この小学校は、スペインのNPOの資金で2010年に建設されましたが、交通の便が非常に悪く、通勤も困難なため、教室の一室を先生たちが宿舎兼事務所として使用していました。教室を開放して教員の生活も改善できるよう、数年前よりGEJに教員宿舎の建設要請があり、その計画を具体化することになったものです。日立建機では、日立建機ティエラ、日立建機日本と協働してミニショベルの売上代金の一部をGEJに寄付する取り組みをしていて、その寄付金などを原資に4月から工事が進められ、このたび完成となりました。
宿舎には教員の部屋が4つ設けられ、建物の裏には煮炊きができる小部屋も用意しています。電気・水道は通っていませんが、蓄電池を電源に使用し、雨水をためて生活用水にします。環境が改善されることで、先生が子供たちの教育により一層集中できることが期待されます。
GEJは、カンボジアの地雷除去後の土地に住んでいる農民たちの生活向上と自立支援のために、農業訓練による農業技術の普及・改善、道路整備やため池造成などの生活環境改善に加えて、子どもたちの教育の充実にも力を入れています。日立建機グループは、これからもGEJの活動を支援していきます。
完成した教員宿舎
宿舎の中央に掲げられた記念ボード