福岡県朝倉市の災害復興支援活動に協力(日立建機教習センタ、日立建機日本)
1月13日から14日にかけて、福岡県朝倉市の比良松地区で、日立建機教習センタが、小型車両系建設機械の出張講習を実施しました。
朝倉市は、2017年7月5日から6日 にかけて、福岡県と大分県を中心とする九州北部で発生した集中豪雨の被害に遭われた地域で、今もなお、家屋が被災し自宅に帰ることのできない方々が大勢います。この講習の実施は、復興支援を目的としている特定非営利活動法人「幡ヶ谷再生大学復興再生部」からのご相談があり実現したものです。
幡ヶ谷再生大学復興再生部は、「自ら復旧作業対応を志望する参加者に、狭い現場などに小回りの利くミニショベルの特性を紹介して、資格取得の方法(教習機関)の紹介や、取得の支援をしたい。また、資格を持っていてもしばらく運転作業から遠ざかっている方に対しても、実作業の練習(掘削、ダンプ積み等)を行える機会を作りたい」という希望をお持ちでした。
日立建機教習センタはこのご相談を受けて、通常は教習所にお越しいただき実施する小型車両系建設機械の特別教育を、出張で行うことができないかを検討し、使用する実機を日立建機日本の九州支社と協力して現地に持ち込むことで、講習を行う運びとなりました。
13日の座学は、幡ヶ谷再生大学復興再生部の働き掛けと比良松地区のご厚意で公民館を借用し、講習を実施しました。14日の実機を使用した講習では、集中豪雨の被害に遭われた方から、田んぼを実技場としてご提供いただきました。受講生は、実際にミニショベルの実機を動かし、前進、後進、旋回など、順を追って、安全に操作ができるよう真剣に練習を行い、2日間の講習で9名の方が資格を取得することができました。
座学の様子
ミニショベルを使った実技講習