サービス技術競技会「Service Technician Competition 2023」を開催
2023年11月15日
日立建機は、10月18日と19日の2日間、技術研修センタ(茨城県かすみがうら市)にて第19回サービス技術競技会「Service Technician Competition 2023」を開催しました。本競技会は、サービス員の育成とモチベーションの向上により、サービス品質を高め、機械の安定稼働とお客さま満足度向上につなげるため、毎年開催しています。2019年以来、新型コロナウイルス感染拡大に伴い開催を見送っていましたが、今年度は4年ぶりに開催しました。
今年度は、欧州やアジア、アフリカなど世界中の10地域の直系・独立系代理店から、予選大会などを通じて選抜された計10名が出場しました。学科試験、実技・測定・報告競技を通して出場者が各々のサービス力を競った結果、ZX200-5B部門では英国の販売・サービス子会社 日立建機英国 Ltd.のJack Harrisonさんが、ZX200-5G部門では持分法適用会社であるカザフスタンの販売・サービス会社Eurasian Machinery LLPのNikolay Rybalkinさんが最も優秀なサービス員の証である「MVS(Most Valuable Service)」を受賞されました。
また、今年度から初めて、日立建機アメリカが競技会に参加し、その代表として販売代理店Wajax社(カナダ)が出場しました。2022年3月より、日立建機が米州市場で本格的な独自展開を開始したことに伴い、他地域で展開してきた取り組みを北米代理店向けにも展開することで、メーカーと北米販売代理店の直接対話を深め、よりお客さまに寄り添ったサービスの提供を行っています。
日立建機は、今後も、サービスソリューションConSite と主要地域で当社の従業員が直接、お客さまに販売・サービスを提供する「直接販売・サービス」体制で培ったノウハウを強みに、全世界でのサービス品質を高め、機械の安定稼働とお客さま満足度の向上へとつなげてまいります。
第19回サービス技術競技会「Service Technician Competition 2023」について
油圧ショベルの排出ガス基準によって地域ごとに取り扱う機種が異なるため、競技で使用する油圧ショベルも、ZX200-5BとZX200-5Gの2機種を用意しました。
1. 学科試験
油圧、電気、機械学などの基礎知識に関する試験です。
2. 実技競技
実技競技では、「フロント動作が遅い」といったお客さまからの問い合わせを想定した情報と、建設機械の遠隔監視ソリューションConSiteから届いたアラーム通知をヒントに、油圧ショベルの不具合箇所を検証し、点検レポート作成アプリConSite Shotに記録します。
3. 測定競技
ハーネス断線などの不具合を想定し、ホイールローダのハーネスを用いて、配線の電気抵抗を測る競技です。選手たちは回路図に基づいて正しい測定箇所を読み取り、マルチメーター(計測器)で電気抵抗を測ります。
4. 報告競技
お客さまへのサービス内容を上司に報告することを想定した競技です。ConSite ShotでConSiteレポートを制限時間内に作成し、報告書をもとに上司への報告と質疑応答を行います。
「MVS(Most Valuable Service)」を受賞したサービス員
福西 栄治執行役常務兼部品・サービスビジネスユニット長より、最も優秀なサービス員の証である「MVS(Most Valuable Service)」が授与されました。
ZX200-5B部門
日立建機英国 Ltd.(英国)
Jack Harrisonさん
ZX200-5G部門
Eurasian Machinery LLP(カザフスタン)
Nikolay Rybalkinさん
受賞式の様子
関連情報
以上