「生物多様性のための30by30アライアンス」に参画
2024年11月14日
日立建機株式会社は、2024年10月、環境省が推進する「生物多様性のための30by30アライアンス」に参画しました。
30by30(サーティ・バイ・サーティ)とは、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させる(ネイチャーポジティブ)というゴールに向け、各国が陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする国際的な目標です。
「生物多様性のための30by30 アライアンス」は、その目標の達成に向けた取り組みをオールジャパンで進めるため、環境省の主導のもと、行政・企業・NPO等の有志連合として設置されたものです。本アライアンスへの参加者は、自らの所有地や所管地内のOECM※登録や保護地域の拡大などをめざすことに加え、自ら土地を所有または管理していなくても、他のエリアの管理を支援することなどを通して、30by30実現に向けての協力が求められています。
※保護地域以外で生物多様性保全に資する地域(OECM:Other Effective area-based Conservation Measures):民間等の取り組みにより保全が図られている地域や、保全を主目的としない管理が結果として自然環境を守ることにも貢献している地域を指します。
2024年6月、日立建機グループは生物多様性対応の拠り所とする「生物多様性方針」を策定しており、今回の「生物多様性のための30by30アライアンス」への参画は、本方針の考え方を反映するアクションのひとつです。日立建機グループは、ステークホルダーと連携しながら、植林(インドネシア、ザンビアなど)や琵琶湖周辺の環境保全活動、鉱山閉鎖後のリハビリテーション(ビジネスパートナーが取り組む土壌の回復)などを既に実践していますが、本アライアンスへの参画はこうした動きをさらに後押しするものです。
日立建機グループは「豊かな大地、豊かな街を未来へ 安全で持続可能な社会の実現に貢献します」をビジョンとして掲げています。今後も生物多様性を含むネイチャーポジティブに関連した事業活動を推進することで、ビジョンの実現をめざしていきます。