より使いやすく、快適に。
オペレータをサポートする機能を搭載。
新型ZW-7 シリーズは、生産機械としての基本性能を重視しながら、「より使いやすく、快適に」をテーマにオペレータの作業環境に配慮しました。
キャブの内装は、人間工学を元に機器の配置を見直しました。オペレータは、自然にシートに座った姿勢のまま、操作に必要なスイッチパネルやマルチファンクションコントローラに楽に手が届きます。サブモニタは、操作中に少ない視線移動で確認できるよう、右ピラー部に設置。AERIAL ANGLE(R)カメラシステムやペイロードチェッカーなどの情報を素早く確認できます。
考え抜かれた機能と高い品質が織りなす優れた快適性。時代はオペレータファーストへ。
操作空間
操作に必要な装置を「より使いやすく快適に」をテーマに配置を見直しました
サブモニタとスイッチパネル【NEW】
サブモニタは、操作中に少ない視線移動で確認できるよう、右ピラー部に設置。AERIAL ANGLE(R)カメラシステムやペイロードチェッカー、後方障害物検知システム(オプション)などの情報を素早く確認でき、作業効率向上と安全性向上に貢献します。
サブモニタの下に、作業時に頻繁に使用するスイッチを集約したパネルを配置しました。
熱線付後写鏡(電動調整式)【NEW】【オプション】
バックミラーは電動調整機能を装備しています。キャブ内のスイッチパネルから角度を調整できます。ミラーには熱線が内蔵されているため、雪の付着や曇りを防ぐことができます。
燃費向上
電子制御を駆使し、無駄を省くことで低燃費に貢献
アプローチスピードコントロール【NEW】
作業量あたりの燃料消費量
ZW140-7: 最大19 %低減
ZW160-7: 最大 5 %低減
(ZW140-7は従来機ZW140-6との比較。 ZW160-7は従来機ZW150-6との比較。
スタンダードモード、アプローチスピードコントロール強、 最大作業量での当社試験値による)
ダンプアプローチ時の車速を自動制限することで、無駄な走りすぎを抑制し、燃料消費量を低減する機能です。オペレータはブレーキ操作が減るため、積込み操作に集中できます。アプローチスピードコントロールの車速制限は、オペレータの好みに応じて3段階(弱/中/強)に調整できます。
トラクションコントロール【NEW】
雪道や泥ねい地などのすべりやすい路面で、発進や加速時に起こるスリップを抑えられます。トラクションコントロールをONにするとオペレータは、好みに応じて3 段階 (弱/中/強)のけん引力に調整できます。
また、トラクションコントロールをOFFにした場合でも、掘削時などで高負荷になるとマッチングコントロールが作動し、自動的にけん引力を作業モードに応じた設定に低減します。
ECO ゲージ【NEW】
現在の燃料消費量の指標を緑色のゲージでモニタに表示し、オペレータに省燃費運転を促します。現在の燃料消費量は、エンジン回転数、メインポンプ圧力、速度比、エンジントルクなどに基づいて計算されます。
安全と⽣産性
積載量の可視化や後進時の注意喚起により生産性と安全性を向上
AERIAL ANGLE(R) カメラシステム【NEW】
標準のAERIAL ANGLE(R)にフロントカメラを追加し、合計4つのカメラを使用して車体周囲の360°の俯瞰映像をモニタに表示。前方カメラはオペレータ着座位置より前方・高所に設置したことで、バケットエッジやフロントタイヤ付近の障害物などをモニタ上で認識でき安全確認をサポートします。
周囲映像+後方視界
後方視界
AERIAL ANGLE(R) 360°カメラシステム【NEW】【オプション】
標準のAERIAL ANGLE(R)にフロントカメラを追加し、合計4つのカメラを使用して車体周囲の360°の俯瞰映像をモニタに表示。前方カメラはオペレータ着座位置より前方・高所に設置したことで、バケットエッジやフロントタイヤ付近の障害物などをモニタ上で認識でき安全確認をサポートします。
後方障害物検出システム【NEW】【オプション】
後進時に障害物を検知すると警告を行うサポートシステムです。
車体後方に設置したセンサを用いて、障害物までの距離と自車速度から衝突リスクを演算します。衝突リスクに応じて、モニタ表示とブザー周期が変化し、オペレータに注意を喚起します。
後方障害物検知装置(自動減速)【NEW】【オプション】
上記の後方障害物検知システムに加えて、走行速度を減速する機能を追加。システムは障害物を検知しブザーで警告を行うと同時にHSTポンプをニュートラルにして走行速度を減速させます。また、発進抑制機能を有しており、後進時に障害物を検知すると、アクセルを踏み込んでも発進を防止します。
本機能は衝突回避を保障するものではありません。
ペイロードチェッカー
バケット内の荷重を計量し、バケットの積載量とダンプトラックへの積載量を把握することで、過積載や過少積載などの予防に役立てられます。
サブモニタ上の情報は、グラフィカルな荷重ゲージを用いることで、残り重量などの確認作業をスピーディに行うことができます。さらにZW-7では、リフトアーム上昇時に荷重計測を行うことで、計測時間の短縮が図れました。
減速度選択スイッチ【NEW】
アクセルペダルを戻したとき、HSTブレーキの効き具合をオペレータの好みに応じて3段階(強/中/弱)に調整できます。この機能は1、2速度段使用時に機能します。
メンテナンス性
メンテナンス性向上によりダウンタイムを低減
自動逆転クーリングファンの機能向上【NEW】
定期的にクーリングファンを自動で逆回転させ、ラジエータについたホコリなどを飛散できます。ZW-7では、ラジエータの温度上昇に応じて逆転のインターバルを20分または30分に自動調整します。さらに、ラジエータの急激な温度上昇を検出した場合はサブモニタに点検を促すメッセージを表示します。
ワイドフィンラジエータを標準装備【NEW】
ワイドピッチの矩形フィンを標準装備。
目詰まりしにくく清掃回数を減らします。
優れたメンテナンスアクセス
上面に跳ね上がるエンジンカバーにより、広いスペースでメンテナンス作業が可能です。メンテナンスポイントは、地上からアクセスできる位置に配置し、容易に点検や部品交換が行えます。
車体右側
車体左側
目詰まりインジケータ付きエアクリーナ
エアクリーナは、インナ/アウタを用いたダブルフィルタを採用。定期的な清掃時はアウタフィルタを取外しエアブロアなどで清掃できます。エアクリーナが目詰まりを起こした場合は、メインモニタの警告灯でお知らせします。
新型ディスコネクトスイッチ【NEW】
2WAYのスイッチを採用し、通信機能などを維持した状態でバッテリ電源の遮断が可能です。
※ 掲載製品の内容は、予告なく変更することがあります。