債権管理|丸山 涼一
丸山 涼一
財務本部 ファイナンス統括部 収計部海外収計グループ
2009年入社
※記事は2018年3月時点のものです。
数字から未来を見通す
グローバルな経理
数字だけではなく、その先の過程も
本社の収計部で日立建機単体の債権管理や入金予算の作成、海外子会社の売掛金管理などに携わっています。グループ会社や関連会社、直接お取引のあるお客さまを相手に、販売した製品に対する債権の回収や販売条件の取りまとめなどを行う収計部は、財務本部の中でも最も営業とのやりとりが多い部署で、いわば販売に近いポジションです。単なる数宇だけではなく、その数字ができあがっていく過程を一緒に体験できるところがやり甲斐だと思います。今、営業と一緒に新しい決済システムの導入に取り組んでいます。本当に確実に回収できる仕組みになっているのか、契約上の見落としがないか。万が一のことを想定しながら進めなくてはならず大変ですが、先日ようやく導入への道筋が整ってきたところです。私は経理という仕事がやりたくて入社したので、今後も経理業務を追求していきたいです。販売ファイナンスや税務、システムへの理解、より正確で詳細な経理の知識など、必要と思われる知見をもっと磨いていきたいですね。そしていずれは、もう一度海外に駐在したいです。できれば日本から遠い国に行ってみたいですね。経理部門員として、自分だからできたという良い影響を現地に残すことができたら最高です。
財産になった南アフリカ駐在
南アフリカ共和国にある日立建機アフリカに駐在員として3年半勤務し、経理決算業務全般に携わっていました。海外への駐在は元々希望していたのですが、海外で生活や仕事をしたことはなかったので、南アフリカへの駐在は自分の中で大きなチャレンジでした。仕事の中で最も戸惑ったことは、締め切りや約束に対する考え方の違いです。何事も時間通りが基本の日本と違い、現地では日常生活の中で物事が予定通りに進まないことが当たり前です。自然と仕事でも、今日やるべきことが先延ばしになった結果、提出期限に間に合わなくても平気な顔、ということが度々起きます。日常生活ではお国柄と言っても良いのですが、仕事ではそうも言っていられません。スタッフとは何度も仕事に対する考え方を話し合いました。ただ漠然と話し合うのではなく、一歩ずつ目的とゴールをすり合わせ、達成していくことで、お互いの理解が深まり改善できたと思います。その反面、若干の遅れであれば動じない精神的な余裕を持てるようになったかもしれないですね。また、現地に駐在することで人脈も広がりました。社内はもちろん他業種の駐在員の方々とも、深くお付き合いできたことは今でも私の財産です。
人間として成長できるチャンスがある
経理部門の仕事の醍醐味は、バラバラに上がってくる数字をパズルのように一個一個組み上げていくことで、過去や現在だけでなく、1年後、2年後のあるべき姿が見えてくることです。本社で扱う数値は全世界の販売会社や工場から上がってくるサマリーされた数値が主となりますが、その数値の向こうには、営業や工場、現地の方々の事情というものが必ずあります。そういったものを見失わないよう、関係する方々とは密なコミュニケーションをとるよう心がけています。さらに、決算をまとめたり、次期の見通しを立てるようなときは、チームとして取り組む面白さもあります。風通しの良い社風なので、自分の意見やアイデアも伝えることができるし悩みも相談しやすいですね。みなさんもどんどん話してみてください。きっと力になってくれるはずです。そして、間接部門でも、海外に駐在できるチャンスが大きいことも日立建機の魅力だと思います。キャリアにプラスになるのはもちろん、1人の人間として成長できるきっかけになると思います。