萩原造園土木(株)
群馬県佐波郡玉村町
代表取締役専務
萩原 信弥 氏
会社概要
昭和21年4月「萩原農園」創業。昭和51年法人化に伴い「萩原造園土木株式会社」を設立。造園・土木工事の施工・管理業務に携わり多種多様な複雑化する時代の要請に対応する為、技術・技能の向上に日々精進している。事業の専門性と多様化を行い公共事業・民間事業等業務により地域社会への貢献を果たすことにより、存在価値ある企業を目指している。
現場:群馬県伊勢崎市
工期:2017年9月8日~2018年2月28日
面積:5,000m² 土量:1,500m³
使用したICTソリューション:
ZX200X-5B(3DMC)、LS測量、3次元点群処理、3次元設計データ作成、LS出来形管理
【工事内容】
河川の堆積土の除去工事
【導入の経緯】
今回の工事は県土木の発注者指定型のICT工事となる。本業は外構工事、造園を専門とする萩原造園土木(株)。「当社で初めてのi-Constructionの現場であり、今までICT建機を使用したことも無く、ICT活用についての知識が全く無かったためとても不安でした。そんな時に日立建機日本(株)よりICTの説明を聞いて、今まで導入した現場の事例や、導入後に困ったことがあってもすぐに対応してもらえると知りました。打合せを通じて、ICT工事実績のある日立建機日本(株)なら安心して任せられると感じ今回の導入を決めた」(萩原造園土木(株):萩原専務)
【使用した感想】
「発注者も私たちも初めてのICT活用工事でしたので、やはり不安はありました。日立建機日本(株)が3次元測量から出来形まで全てサポートしてくれたのでとても心強かった。ICT建機を使用することで技術者による測量や丁張設置などの手間が減り、非常に楽になった。特に、河川の堆積土は含水率が高く軟弱で丁張の設置に手間取りますが、3D図面で丁張が無くても作業できたことはとても効果がある。また、発注者からは、作業の進捗の見える化ができたので大変喜ばれました。」(萩原造園土木(株):萩原専務)
「初めてのICT建機でしたが、思っていた以上に操作しやすく、また、慣れるまでにそれほど時間もかかりませんでした。」(オペレータ:深澤氏)
【今後の課題と展望】
当初5,000m³の土量であったが、設計変更により1,500m³となり、「工期の短縮と日当たり施工量の効率化はあまり感じられませんでしたが、今後もICT工事を通じ、積極的に経験の蓄積と知識力向上を図っていきたい。」
今回の工事では、2台の油圧ショベルを使用し、従来機で粗掘削、ICT建機で仕上げ掘削を行い「非常に精度の良い工事が行えた。ICT建機の値段がもう少し下がれば活用の幅はもっと広がる。」と次回の工事受注も考えている。