鉱山現場での製品・ソリューション
⼤⼿鉱⼭各社のお客さまは、 2050年までのネット・ゼロ・エミッションの実現を⽬標に掲げており、なかでも台数の多いダンプトラックのゼロエミッション化の要望が⾼く、その要望に応えるため、当社はスイスABB 社と連携してフル電動化に取り組み、鉱山現場全体のネット・ゼロ・エミッションをめざしています。
トロリー式ダンプトラック
トロリー式ダンプトラックは、登坂する時だけエンジンをアイドリングに制御し、車体上部に搭載されたパンタグラフにより架線から電力供給を受け走行するト ロリーモードと、放土・積込作業現場、下り坂など架線が設置されていない場所では車載の発電機(ディーゼルエンジン駆動)で発電し走行するディーゼルモー ドがあります。 これによりCO2排出量削減による地球温暖化防止、燃料消費量の低減、登坂時のスピードアップによる生産性向上、さらにエンジンメンテナンス費用の削減というお客様のメリットに貢献できます。
フル電動リジッドダンプトラック(開発中)
電動走行可能なトロリー式ダンプトラックのエンジンをバッテリーに置き換えることで、トロリー給電とバッテリー給電を併用してフル電動化を実現します。当社のリジッドダンプトラック「EH3500AC-3」をフル電動駆動にした場合、1⽇ 20時間稼働で 6.8トンのCO2排出量の削減につながります。 ※当社は、フル電動リジッドダンプトラックをスイスの重電大手ABB社と共同開発中で、2024年から実証実験を開始する予定です。
超大型電動式油圧ショベル
外部電源から電力の供給を受ける電源ケーブルを有し、3相誘導電動モータで駆動する超大型電動式油圧ショベルは、エンジンを装備していない為、ショベル本体からの排ガス,CO2が出ないことや、エンジンオイルやフィルタなどの廃棄物が発生しないことなどの、環境面での特徴を持っています。
関連情報
ソリューション
IoTやAIを活用して鉱山現場の課題を解決する 「ConSite®Mine」や鉱山運行管理システムなどのソリュー ションの力を生かして、製品の稼働効率を向上させることによってCO₂削減を図っていきます。また、車体をモニタリングすることによって機械の故障予知が可能になるので、部品 交換を計画通りに進め、高い生産性を保つ、という視点からもお客さまのCO₂削減に貢献していきます。
関連情報
© 2024 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. All rights reserved.