日立建機グループは、施工現場の安全性と生産性の向上を図るためのICT・IoTシステムや、人と協調して作業する自律型建設機械の開発に取り組んでいます。そのひとつとして、土工用振動ローラによる自律転圧システムを開発中です。
道路は、大きく分けて路床、路盤、基層、表層の4つの層から成り立ちます。土工用振動ローラは、土台となる路床の締固めで活用します。また、ダムや空港、宅地造成などの整備でも使用します。強靭なインフラを構築するためには、荷重を十分支持できるだけの強度を備えた土台を形成する必要があり、均一に踏み残しが無いよう機械を何度も往復移動させる必要があります。そのため、自律運転には高い走行精度が要求されます。