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新東北メタル株式会社

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What's This

超大型油圧ショベルのドライブタンブラ
ができるまで

人間の背丈と同じぐらいの大きさがあるこの部品は、運転質量550tクラスの超大型油圧ショベルEX5600用の「ドライブタンブラ」です。 駆動力をクローラ(履帯)に伝える足回りの重要な部品で、約3tの重さがあります。 この巨大な部品が、どのように作られているのかをご紹介します。


造型

EX5600用ドライブタンブラの鋳型を作っている 工程。型枠の中へ、砂+樹脂+硬化剤を混合させて作った鋳物砂を入れているところ。鋳物砂は90%以上を回収して再生利用しています。中に空洞がある形状の鋳物を作るときには「中子(なかご)」という砂型を入れます(写真内で円筒に見える部分が中子)


鋳込み

左:鋳型へ溶鋼を流し込む「鋳込み」の作業。 右上:成分調整を繰り返して最適に仕上げた溶鋼を電気炉から取り出します。電気炉で溶解させるには家1,000軒分(!)の電力量が必要。 右下:通称“鍋”いっぱいに取り出された鋳込用の溶鋼。


整正

型から外した後は、冷却や加熱を組み合わせて材力を整えていきます。そのほか熱処理により表面に発生した酸化物などを除去したり、グラインダーをかけて磨いたりしながら、完成品に仕上げていきます。