▶ 開発
市場ニーズと潮流への対応を
ミニショベルをはじめとする小型油圧ショベルにおいて、市場のグローバル化や多様化などが進む昨今、
よりお客様のニーズに根差した開発スタイルが求められています。
当社では、市場のニーズや潮流の変化に即応する統一した開発体制をいち早く確立しました。
さらに「お客様の笑顔が見られる商品づくり」をめざして、国内だけでなく、海外も含めた製品フォローアップを推進するとともに、
世界的な展示会への参加や販売サイドからのフィードバックによるマーケティングを重視した開発を行っています。
新たなる需要の喚起も
画一的大量生産が適わないのが現代の建設機械です。お客様の意向をくみとり→構想→ALD*1→DR*2→試作→評価試験、
この一連の流れの元で開発業務が進行していきます。
一般建築現場・土木にとどまらず、農業、造園など、私たちの対応範囲も大きく拡大しています。
そうした多様なニーズに応え、新しい需要を喚起する製品を開発していくことも重要です。
今までに培ってきたノウハウをフルに発揮し、新しい製品開発にチャレンジしていきます。
*1 Analysis Leads Degsign (解析主導型設計)
*2 Design Review (設計レビュー)
「変化より進化」をコンセプトに
大気汚染による排出ガス規制問題、化石燃料から電気エネルギー、さらにはバイオ燃料など、
これから私たちがクリアしていかなければならない課題は多岐に及びます。
そのために追及しているのが、ミニショベル自体のシステム効率アップ、各国のお客様の使い勝手に応じた製品の提供です。
ニーズにフィットした新しいミニショベルの開発―「変化より進化」をコンセプトに、より付加価値の高い製品開発をめざします。
▶ 製造
Hitachiのミニショベル
日立建機グループの中で、当社はミニショベルを主力に応用機・アプリケーションの設計・開発・製造を担当しています。
日立のミニショベルは掘削力に定評をいただいており、現場での作業に大きな威力を発揮するとともに、
狭い現場でも活躍できる機種として、乗り心地、使いやすさも含め、国内はもちろん海外からも高い評価と信頼を得ています。
1台ずつを短納期で
いわゆる見込み生産ではなく、お客様のご注文仕様に応じて、様々な機種をフレキシブルに
かつ短納期で作り上げるシステムが私たちの生産ラインの特色です。
顧客対応をモットーに、最新のテクノロジーと社員のティエラマインドに裏付けされた高品質、安心製品を送り出しています。
開発から製造までの一貫したシステム
開発から製造までを一貫した流れで展開しています。各部門との情報交流を頻繁に行い、乗りやすさ、使いやすさ、作りやすさなど、
海外生産拠点(ヨーロッパ、中国、インド他)での現地製造も見据えた最適地生産を推進しています。
さらに、生産現場では安全と品質がものづくりの基本と位置付け、毎朝SQ(セーフティ、クオリティ)タイムを設けて、積極的な取り組みを行っています。
▶ 品質
約300項目のチェックを実施
「お客様に違和感なくお使いいただけて、仕事ができる製品を」―これが、私たちの品質に対する姿勢です。
そのため、客先納入時における出荷検査はもちろん、インライン検査(作業の前工程を後工程が検査)の強化を徹底しており、
約300項目ものチェックをクリアしたものだけがお客様のもとへ届きます。
国内・海外とも品質は同じ
海外市場の拡大とともに、海外からの部品調達や海外生産の機会も増えてきました。海外でのものづくりを尊重し、
現地調達部品の品質保証を行っているのも、私たちの特色の一つです。
工場認定、品質認定のステップを踏み、メーカやサプライヤを選定。国内・海外共通した「世界品質」の実現を図っています。
すべての面で品質の向上を
品質は「製品」に限りません。製品はもちろん、それに関わる管理部門を含めて「品質向上」をめざしています。
基本技能訓練の習得から、各人の意識、スキルアップを図り、生産現場を巻き込み「まちがいのない仕事を次に渡す」を合言葉に、
品質に繋がるもの全てに取り組んでいます。