部門紹介/品質
お客様へ製品の品質を保証する部門です。社長直属の部門となり、設計開発や製造の部門からは独立しています。開発製品の品質を担保する開発試験グループ、量産製品の品質を担保する品質管理グループ、不具合などの情報収集をして工場・製品へ反映するサービスグループ、これら3つのグループをサポートし、デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を推進する品質企画グループで構成されています。当社は、海外の販売比率が高いので、他社機の調査や、海外代理店様との打ち合わせなどのための海外出張も多い部門です。
品質管理
部門紹介
品質管理グループには、品質管理係と出荷検収係があります。品質管理係は、日々量産されている製品の品質を保証するために、サプライヤーへの品質指導や、工場内の品質向上の策定を担っています。また、出荷検収係は製品の最終検査として、出荷前に不具合がないのかを1台ずつ確認する最後の砦を担っています。いずれの係も工場における品質の番人であり、重要な役割を果たしています。
求められるスキル・マインド
お客様志向での品質向上
規則・規格・図面・輸出管理、あらゆる要求事項を満たしたものづくりにおける品質管理では、お客様を最優先に考えて行動しなければなりません。常にお客様志向で、品質向上を追求する姿勢が求められます。加えて、品質マネージメント、計測技術、統計分析などのスキルも習得する必要があります。
ポジティブなコミュニケーション
多くの人とコミュケーションを取りながら業務を遂行します。社内での品質向上活動や業務改善活動をはじめ、取引先様への品質指導など、時にはセンシティブな対応を求められる場合もありますが、役割としては建設的かつポジティブに取りまとめるスキルが必要となります。経験次第ではチームリーダーを任されることがあります。
失敗から学び次の行動に移す実行力
品質管理では日々何らかの判断が求められ、判断を誤る場合も少なくありません。たとえ判断を誤った場合でも素直に反省して、失敗から学び、すぐに次の行動へと移せる実行力が求められます。それでも、また失敗するかもしれませんが、繰り返し学び、繰り返し行動することが重要です。
開発試験
部門紹介
新機種や部品の耐久性・安全性・性能を保証する部署となります。開発設計センタによるデザインレビューを受け、試験内容を決めた後、耐久試験や応力試験、性能試験を行い、基準と照らし合わせて合否の判断を下します。組織としては別々ですが、設計開発の部門と一緒に新製品を作り上げています。なお、完成した新製品に最も早く携わる部門となります。
求められるスキル・マインド
基本的な情報を深く理解
業務では数多くの評価試験を行います。基準に記載された評価に沿って試験を行うことは必要ですが、その評価が何を意味していているかを深く理解する必要があります。その理解を基本として、評価試験を正しく行うことが求められます。
分析力・論理的思考
評価試験は結果のみで判断するのではなく、結果に至った過程を含めて、説明ができるように進めることが重要です。そのため、測定したデータの正しさを裏付ける分析力と、論理的に考え結論を導き出す論理的思考が求められます。
新しいことに挑むチャレンジ精神
新機種における新規の部品の評価では、今までの評価方法、評価に使用している機器類では対応が困難な場合も少なくありません。そのような場合に備えて、常に新しい知識やスキルを学び続ける必要があります。加えて新しいアイデアやアプローチを生み出す創造性が求められますので、チャレンジ精神を持つことも重要です。
サービス
部門紹介
全世界の日立建機グループのサービス拠点からの技術的問い合わせや、機械の不具合情報などへ対応する部署です。当社は、海外販売比率が高いため、英語での対応がメインとなります。また、お客様に近い部署となり、拠点の意見を工場に取り入れるための重要な役割を果たしています。様々な課題・問題に直面しますが、解決する度に大きな喜びを感じることができます。
求められるスキル・マインド
臨機応変な異文化コミュニケーション
世界中の考えが異なる方々とのコミュニケーションが必要となります。地域ごとの商習慣や文化的背景を十分に理解し、臨機応変に対応することが求められます。また、海外出張の機会もありますので、異文化を受け入れて現地の方々と積極的にコミュニケーションを取る姿勢が求められます。
論理的思考による情報整理
お客様などからのお問い合わせをいただいた際、まずは事実関係を正しく把握して、的確に対応する必要があります。時には正しい情報を把握することが困難な場合もありますので、断片的な情報を整理し、何が正しいのか、どういった情報が不足しているのかを導き出す論理的思考力が求められます。
品質企画
部門紹介
2023年に新設された新しいグループです。品質保証業務におけるDX化の推進をはじめ、ISO9001の事務局も備え、他の3グループをサポートしています。
求められるスキル・マインド
新たなアイディア・方法に対する積極的な提案
業務効率の向上を実現させるためには、デジタル技術が欠かせません。そのデジタル技術を活用するためのアイディア・方法に対する積極的な提案が求められます。現状の課題を的確に把握し、最新技術やトレンドを取り入れるスキルが不可欠となり、生み出される革新的な解決策の提案によってデジタル変革を加速させる能力が求められます。
部門長メッセージ
品質保証本部
山口 毅
昔から日本の工業は品質を売りにしてきましたが、近ごろ大手メーカーでの品質問題が露呈しています。製造メーカーにとっては品質確保が死活問題となりますので、当部門は非常に重要な役割を担っています。製品の品質確保を推進するためには、社内外での様々なトラブルにも直面します。しかし、困難を乗り越えた時の喜びは格別ですし、やりがいにも繋がっています。さらに自分が携わっている製品を日常生活でも見かけることができる点にも、大きなやりがいを感じられます。
求職者に向けたコメント
当社では、一部ロボットが導入されている工程もありますが、ほとんどが人の手による、ものづくりです。そのため、品質確保に向けては人と人とのコミュニケーションが、大前提となります。技術的スキルなども重要ですが、コミュニケーション能力を備えた品質改善の意識が高い人を仲間に迎え入れたいと考えております。