部門紹介/製造
ミニショベル、ホイールローダーをはじめとする、当社の製品は国内生産されています。その生産工程を担うのが当部門となり、「製缶」「塗装・組立」「物流・試験」の3つのセクションに分かれております。部員総数880名と全社のなかでも最大の従業員数を誇り、社員平均年齢は33歳。若い世代が中心となり、最新のIoT技術(見える化)や、ロボット(自動化)を活用して、溶接、加工、塗装、組立、性能試験に従事しています。
製缶(大阪・滋賀)
部門紹介
製缶部門では、ミニショベル車体の骨格となる構造物を製造しております。金属板を曲げ、溶接などの加工を施して立体的に仕上げて行く工程では、安全性はもとより、極めて高い強度と耐久性を追求しています。最先端の溶接技術と多様な大型自動設備を操るノウハウを駆使し、お客様が安心してお使いいただけるモノづくりに日々励んでいます。若手社員が最先端の溶接技術・デジタル技術を吸収し、自身に磨きをかけて急成長しています。
求められるスキル・マインド
安全衛生意識の維持・向上
安心・安全な製品をお客様にお使いいただくためには、作り手である私たち自身が安全衛生意識を常に向上させていく事が重要です。日々の適正な保護具の着用、定められたルールの遵守、設備点検を欠かさず、その先の高品質なモノづくりを目指して向上する姿勢が求められます。
技術力向上への探求心
常に進化する技術や、新しい知識を学び、自身でも取入れ続ける探求心が求められます。新しい方法やアプローチの探求があってこそ、創造的な解決策や革新的なアイデアが生まれ生産性向上へと繋がります。それは同時に個人の成長やキャリアの発展においても非常に重要となります。
柔軟な対応能力
製造現場では、新しい環境への変化や移り変わる状況への迅速な適応、予期せね問題やトラブルに対する冷静な対応が求められます。常に多様な視点を持って、柔軟に物事を捉え対応する能力が求められます。
チームワーク力
製造現場では、メンバーが共通の目的や目標を達成するために、協力し合い、作業を分担しながら共同で取り組んでいます。そのようなチームワーク力を高めるためには、個々の能力を最大限に引き出す努力が必要となります。
塗装
部門紹介
塗装部門では、製品の塗装全般を受け持っています。大きく溶剤塗装、粉体塗装、1コート塗装の3種類に分類されますが、2つのラインによって生産しています。実際にラインを見ると複雑な構成になっていますが、IoT技術による「見える化」が進み、モノの流れはデータ管理されています。近年、デジタル世代の若手社員が増え、設備には先端技術を取り入れてきました。極めて高品質の塗装を可能とした生産ラインを誇っています。
求められるスキル・マインド
安全意識の維持
塗装に含まれる化学物質は、取り扱い方を間違えれば、人体に対する様々な影響があり得ます。私たちは常にお互いの安全を確保しなければなりませんので、些細な事でも細心の注意を払うとともに声掛けを心がけております。そのような安全意識を常に維持するマインドが求められます。
生産性向上のための学習
既に導入されているIoT技術をはじめ、製造技術の進化は止まることがありません。より生産性向上を目指し、個々が新しい技術や知らなかった技術を学び続けることが求められます。
仲間との関係構築
製造現場は、常に動いていますので目の前の事態に対する状況判断や、迅速な適応が求められます。予期せね問題やトラブルも少なからず発生しますので、日頃からコミュニケーションを密にして仲間と協力し合える関係を築くことが求められます。
チームワーク力
私たちは共通の目的や目標達成に向けて協力し合い、作業を分担しながらチームで取り組んでいます。そのようなチームワーク力を高めるためには、個々の能力を最大限に引き出す努力が必要となります。
組立・物流
部門紹介
組立・物流部門では、工場に到着した部品やパーツを各セクションに配膳し、組み合わせて製品化する役割を担っています。荷下ろしから始まり、1つの部品やパーツごとに正確かつ遅延せずに配膳し、組立工程に繋げます。組立工程では、IoT技術によって生産状況を管理し、図面を基準に人とロボットが連携して、部品やパーツを正確に組み合わせています。当社の主力製品であるミニショベル、ホイールローダの形を作り上げるための生産ラインとなります。
求められるスキル・マインド
正確性の維持・向上
私たちの部門では、数多くの部品やパーツを取り扱いますので、何よりも正確性が求められます。常に正確性を維持しながら向上させていくために、日々の細かい確認作業や周囲との密なコミュニケーションが求められます。
安全性の維持・向上
組立工程では、取り扱う部品やパーツは大小様々です。特に大きなものは、配膳方法や取り扱い方を誤ると事故にも繋がりかねませんので、常に細心の注意と仲間とのコミュニケーションが求められます。そのような安全性に対する意識を維持し、さらに向上させていくマインドが必要となります。
柔軟な対応能力
部品やパーツの物流状況などによって予定が変わるなど、様々な状況判断・迅速な適応を求められるケースが少なくありません。そのような状況に応じて、軟に物事を捉え対応する能力が求められます。
チームへの貢献
大きく配膳工程・組立工程に分かれますので、それぞれの目的や目標が異なる場合もあります。しかし、お互いの工程を尊重し合い、チームワーク力を高めることが部門全体の大きな成果となりますので、個々がチームの一員であることを自覚して個々の能力を最大限に引き出す努力が必要となります。
試験
部門紹介
生産の最終工程となる検査・性能試験を行う部門です。お客様が求めている高品質の製品をお届けするために、認定されたスタッフが1台ずつ約115項目の検査・性能試験を行っています。技術はもとより、高い検知力と感性を必要とする工程となりますので、スタッフは日頃から訓練を受け、細かな不具合も見落とさない鋭い目を持っております。習熟には時間がかかりますが、重要工程かつ最終工程としての使命感が強く、プライドを持って業務を遂行している生産ラインです。
求められるスキル・マインド
お客様目線での取り組み
私たちは製品がお客様に取ってベストであることを保証する部門です。そのための厳しい検査・性能試験を行いますが、決して形式的なものではありません。常に実際にお使いいただくお客様の目線での取り組みが求められます。
新技術などのキャッチアップ
検査・性能試験の前工程では、既存の技術に対するブラッシュアップや、新たな技術の導入などが進んでいます。そのため、私たちも新技術などを常にキャッチアップする姿勢が求められます。
継続的な学習
一人前として検査・性能試験ができるまでには相応の時間を要します。実地および教育制度によって段階的な成長を可能としていますが、技術者としてその先を目指す場合は継続的な学習が必要となります。
情報収集力・コミュニケーション力
当社はお客様ごとのニーズを叶えるモノづくりをしていますので、製品ごとの背景などを理解しておく必要があります。そのためには、部門内でのコミュニケーションを密にして、正確な情報を収集できる環境を自ら整えることが重要となります。
部門長メッセージ
製造部
酒井 裕司
私たちが生産した製品は世界各国で活躍しています。その姿を目にすることに、この上のない喜びを感じ、より良いモノづくりを実現させるべく現場が活性化しています。特に人財育成には力を入れており、若手社員でも失敗を恐れずに積極的にチャレンジして達成感が持てるように環境を構築しています。部門内は仲間を思いやる意識が高く、チームとしてモノづくりに向き合い、仕事を楽しむ雰囲気に包まれています。
求職者に向けたコメント
一見、専門性が高い職場という印象を受けるかもしれませんが、元気良く向上心を持ち前向きな方であれば、この製造現場で十分に活躍することができます。特別なスキルは必要ありませんし、実際の業務を通して覚えることがほとんどです。若手の社員が多い部門となり、気軽にコミュニケーションができる楽しい職場であると自負しております。私たちは次の世代を担う若い力を必要としています。ぜひ一緒にモノづくりの最前線で成長を目指しましょう。