部門紹介/生産技術
生産技術部は、建設機械を製造するために必要な生産設備の導入を行う部門です。いかに安全で使いやすい設備を導入できるかが、生産技術部の使命となります。一口に導入と言っても様々なセクションがあり、実際に設備を使う部門との性能、品質、作りやすさの協議・追求から社外の協力会社との仕様決定、見積調整、製作指示など業務は多岐に渡ります。また、モノづくり技術推進室は、スマートファクトリーを推進する部門となり、主には製造DXの鍵となる生産の見える化や、生産の自動化・合理化に取り組んでいます。IoT導入(ITによる効率化)を推進し、データ分析・改善をはじめ、モノづくりがより最適化されるためのプロジェクトを推し進めています。
生産技術部
部門紹介
いくつかのグループに分かれ、構内物流、溶接、塗装、組立、保全、エネルギー管理のそれぞれが役割を果たしています。いずれのグループも工程設計、治具・搬送台車設計など生産に必要なものすべてを業務の対象としています。さらに工場・設備保全業務や、カーボンニュートラルを推進するための、エネルギーを管理する業務もあります。
求められるスキル・マインド
コミュニケーション能力
生産に必要な設備を導入する役割を果たしていますので、設備を使う部門や、外注先との綿密なコミュニケーションが必要となります。社内外との信頼関係を構築し、円滑に業務を遂行するためには社会人として相応しいコミュニケーション能力が求められます。
知識・探求心
製品構造が、生産するための重要知識となります。熟知するとともに、新たな生産設備の情報もキャッチアップしていく必要があります。現在の生産方法に囚われず、常に新たな技術の採用を意欲的にも模索する探究心が求められます。
幅広い専門知識の習得
生産設備の設計を担っていますので、4大力学を元にした工程設計(工程構想含む)や、安全・品質保証設定、機械・治具設計などに加え、電気、制御などにおける幅広い専門知識・スキルも必要となります。
業務に必要となる資格
機械や設備の状態を把握し、安全・安定的に稼働できる状態を維持しています。計画点検や交換のみならず、設備の突発故障など異常を発見した場合の適切な処置が必要となります。そのための、幅広い知識に加えて資格取得なども求められる場合もあります。
モノづくり技術推進室
部門紹介
スマートファクトリーを推進する部門として、製造DXに必要な生産の見える化や、生産の自動化・合理化に取り組んでいます。生産の見える化では、IoT(ITによる効率化)を推進するための企画・導入・データ分析・改善の一連を担っています。また、生産の自動化・合理化では、安全確保・品質保障・省人化を推進し、作業者支援システムの先行研究なども行っています。
求められるスキル・マインド
コミュニケーション能力
生産品目や生産形態などで要求が異なるスマートファクトリーは、定型・正解という概念がありません。そのため、生産効率の向上、安全確保、品質担保、省人化などの課題を関わる人たちとのコミュニケーションを取りながらクリアする力が求められます。
技術の組み合わせ力
モノづくり技術推進室の業務の一例として自動化設備の導入がありますが、実現させるには回路設計、制御設計、機械設計、産業用ロボット教示力など多くの技術が必要となります。それぞれの技術をどのように組み合わせて使うかによって生産効率が決まりますので、機械制御に関わる設計構想力および、機械・工程における見える化(センシング)構想設計力が求められます。
分析力・推進力
生産の見える化のみでは、効率向上は見込めません。データを分析し、課題を評価し、改善活動を行うことが重要となります。課題によってはプログラミング言語のPython(パイソン)を用いたシミュレーションや分析にも取り組んでいます。製造工程を把握する能力や、分析力とともに、課題設定・改善・開発の企画などを意欲的に取り組む姿勢が求められます。
情報収集力・実行力
生産設備と同じく、センシングの領域でも新たな製品が加速度的に生み出されています。それらの情報収集力は必要不可欠となりますが、アイデアをスモールスタートでも実行する力が求められます。
部門長メッセージ
モノづくり技術推進室
松井 琢也
生産技術部・モノづくり技術推進室は、製品生産の効率化に欠かせない職種です。工場レイアウト、生産設備導入、製造DXなどの幅広い業務において、新たな技術・アイデアをスモールスタート・アジャイル開発で実行実現し、スマートファクトリーを作り上げていきたいです。部門単体に留まらず、製造部門と協業しながら工場を作っていますが、団結力が非常に高く、混生チームでの目標達成は言葉にできない充実感があります。大きな投資を実施する部門でもありますので、責任感とやりがいを感じています。
求職者に向けたコメント
現在は、第四次産業革命の真っ只中にありますが、それを実感できる部門と言えます。IoTを中心とした先端技術を活用する最前線で経験を積むことができます。モノづくりや生産の流れに興味があり、論理的思考力・分析力を発揮したい方を求めています。私たちの工場が安全・安定的に稼働できる状態の維持や、スマートファクトリーのさらなる発展に向けて、ぜひ一緒に汗をかきましょう。